2007.10.08

iPod touchに歌詞表示をさせるとしたら

 iPod touch、はい、買いました(笑)。



Ipodtouch






 幸い私はどうやら初期出荷組だったらしく、9/23の時点で入手することができていました。以来片時も離すことなく使っています。

 これだけ薄くて小さな端末に、「音楽」「ビデオ」「写真」「ブラウザ」が搭載されていることにも驚かされますが、それらを簡単に操作して使えることに凄さを感じます。直感性と軽快さに主眼を置く、「使い心地」というインターフェースの設計においてAppleの優位性は群を抜いていますね…。
#だからこそ、手にしたユーザからの要求も増えることでしょう

 使ってきたことにより、改善してほしい点や「こうなればいいなぁ」という部分もあります。私は、PDA的な機能充実をこの製品に求めるのは時期尚早(もしくは筋違い)のように思いましたので、2つだけ。

 一つは「Podcastのダウンローダ追加」です。無線LANがあるのですから、iPod touchからも最新コンテンツのダウンロードができるようになってほしいですね。一応、ブラウザからRSSのフィードアドレスにアクセスすれば視聴はできたるですが、オフラインで視聴できないと不便です。どこでも常に無線LANと繋がっているわけではないですしね。

 もう一つは「歌詞の表示機能」です。これまで何世代かの機種に存在していた機能はなくさないでほしいです(笑)。

 せっかくですからMacのプレゼンソフトである「Keynote」でイメージを作ってみました。

 1つめの案は歌詞のある曲にはジャケット右下に「information」ボタンを用意し、タップすると歌詞を表示させるもの。




















Keynoteで作るのはこちらの方が楽でした








 2つめはジャケット写真を紙に見立て、薄くめくるとその下に歌詞があるというものです。右から左に指をなぞります。




















標準では裏返すとアルバムの曲一覧が出るので

それを邪魔しないことに留意しています








 よく見ると、突っ込みどころ満載の映像ですが、それは勘弁してください(笑)。でも、こういう時こそ「Keynote」を使わないと損ですよ。

 いろいろ実験中のこともありますが、様々な想像力をかき立てる「iPod touch」。正直、私はホレました…。

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2007.06.17

デスクトップリビング with Mac…(その1)

 先日のWWDCに関しては、様々な記事とともに期待や不安、考察にあふれています。

 そんな流れを敢えて無視しつつ、ちょっと駄文を。気晴らしですので…。

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 Apple TVでTV接続可能な機器をリリースし、いよいよリビングに進出してきたApple。



Gallery-Big-03

おそらくまだ可能性を秘めていることでしょう






 Front Rowをリビングの液晶テレビに表示させ、「これがAppleのリビング進出への布石だとしても驚かない」と書いたのが(当時も多くの人が指摘)、昨年の1月末でしたが、AppleはiTunesを足がかりに着々と準備を進めてきたということなのでしょう。





 さて…




 Appleの志向する未来に期待しつつ、







敢えて逆行しようとする人柱(バカ)一人







 …お久しぶりです。Solid Inspirationです。

 思うところあって、ちょっと3回ほど投稿します。ひっそりと、こっそりと…。





 現在、2年ちょっと前に購入したPowerBook G4 12inchを使っています。普段家で使う際には外付けのApple Cinema Display 20inchに本体を閉じたまま接続し、省スペースデスクトップの形態で用いています。





PB12_01






 本体こそCPUのIntel移行でパワー不足を感じることしきりですが、モバイルとデスクトップを両立できるこの環境には大変満足しています。
※現行機種でこの環境を構築するのであればMacBookが一番向いています
 接続端子や光学ドライブスリットの位置がポイント



 最近、気がつくと、音楽を聴くのもDVDで映画を観るのも全部Macで行なってしまうようになってきました。音楽用のミニコンポや、リビングに大きな液晶テレビとDVDプレーヤがあるにもかかわらずです。

 まったりと楽しむのであれば、リビングがいいに決まってるんです。でも、"没頭して"鑑賞するにはリビングってちょっと落ち着かなくないですか?何というか、人間が集中するための空間って、適度に狭い方がいいように思うんですよ。うまく言い表せないんですが、広い空間で鑑賞しているとコンテンツの密度が薄められてくるように感じます。だかろこそ、リラックスして会話を楽しみながら観ることができるんでしょうけれども…。




 何はともあれ





Appleがリビングに進出しているこの時代

私は自分の机に還ろうとしています








 コンテンツとの距離感って、意外と難しいですね(笑)。



 AppleのCinema Displayにはスピーカがありません。当初は、USBで接続できる小型のスピーカをディスプレイの下にセットして使用していたのですが、物足りなくなってしまいました。

 音楽を聴く時は、AirMacExpressでミニコンポから音を出していたのですが、DVDの音源はAirMacExpressでは飛ばせません。もうちょっと迫力があって、サラウンドも楽しめればいいなぁという思いが強くなってきていました。

 最初に候補に考えたのが、音響メーカのサラウンドアンプです。一昔前はサラウンドというと前にも後ろにもスピーカをセッティングして…、という形が一般的だったんですが、日本の家庭事情のせいでしょうか、最近はフロント2chサラウンド方式と言って、ディスプレイの左右に置くスピーカだけで仮想的にサラウンド感を味わえるようになっている製品が増えています。

 候補として、


0 84 0-1 84-1
ONKYOのSA-907FXというコンパクトなAVアンプとD-112Eという小型スピーカ





54298585.Pjpeg
PioneerのPracia





Products-Axd7N
KENWOODのシステムコンポAX-D7




 このあたりを当初考えました。
※Pracia以外は少々スピーカが大きい…



 ただ、もし上記の製品を購入して使おうと考えたとしても、サラウンドを楽しみたいのであればMac側から光デジタルアウトで音を出してやる必要があります。現行の機種はその機能が備わっているのでいいのですが、私のPowerBookでは別途製品を間に挟む必要がありました。
※Macの買い替えが頭をよぎったのは事実(笑)



 そのように悶々としていた頃、BOSE社からちょうどいい製品が発売されました。





P Companion5 L
BOSE Companion5






 私の利用目的にちょうど合致する製品となりました。PowerBookとの接続はUSB。
机上のスピーカもコンパクトでCinema Displayとのデザインの調和も悪くありません。

 設置して驚いたのは、ベースモジュール(=サブウーハー)の大きさ!これ、奥行きが
42.6cmもあるんですよ。当然机の下に隠して設置しましたが、上の広告写真、間違いなくそれを隠すべく狙って撮影されています(苦笑)。


 音質ですが、やっぱりBOSEといえば重低音。大きなサブウーハーで想像はつきましたが、





予想の二割増で出てくる覚悟が必要








 マンション暮らしの身には、これはちょっとまずい(汗)。しかも、低音を絞るボリュームが背面にあるのですが、それを最小にしても私の感覚ではまだ出過ぎ。iTunesのイコライザでさらに低音を削っているほどです。


070527 01
ここまで下げてます






 床に直接設置するとより低音が響くため、私は床から浮かせるように設置しています。
※迫力を求める人は私と逆の設置をするようにしてください




 意外と言っては何ですが、予想以上に高音の抜けがいいですね。定位感もハッキリとしていて「鮮やかなリスニング環境」と表現した方がいいでしょうか。今まで埋もれていた音が浮かび上がって感じられることは間違いありません。



 肝心なサラウンド感ですが、これにはシビアな設置が必要なようです。また、さすがに後ろまで音が回り込むようなところまでは難しいかな、というのが正直な感想。ただし、音の出方まで含めて「なんか楽しい」という感覚が得られるのは確かです。

 USB端子に接続すればドライバ不要で使えますが、OS標準の「AudioMIDI設定」というアプリケーションで5.1chの設定をしてあげる必要があります。
※USBオーディオ機器はハブを経由させず本体と直結させないとノイズが
 乗る場合が多いですのでご注意を

070527 02
テストトーンも出せます





 OS標準のDVD PlayerはDTXというサラウンド方式には対応していませんが、ドルビーサラウンドの5.1ch出力には対応しています。また、現行のQuickTimeは5.1chサラウンドオーディオ対応です。Movie Trailersにある動画、「IMAX:Deep Sea」はオーディオ部分が5.1chサラウンドになっていますので試せる方はどうぞ。


 私にとっては満足度の高いこの製品。敢えて注意点を書くとすれば、まず「オンリーワンのためのサウンド環境」であるということ。スピーカの正面に座っている人にいい音が届くようになっていて、部屋全体を音楽で満たしたいという目的には向いていないです。
FAQにもそういった記述が見受けられます

 また、音量に合わせて、本体が自動的にイコライジング調整をしているらしく、気軽に聴きやすくしてくれる一方、シビアに設定したい人には本体側で設定できる手段がないため煩わしいかもしれません。

 音楽だけでなく、動画も含めてパソコンで楽しみたいという人は、音の再生装置のグレードを変えてみると、ちょっと違ってきます。サラウンドにこだわらなければ、アンプ内蔵のPCスピーカもいいでしょう。

 なお、現行のMacの機種でしたら光デジタルアウトを内蔵していますので先に挙げた機種以外にもこういう選択肢もあります




0-2 84-1

ONKYO GXW-2.1





 また、久しぶりに出てきたUSB接続できるミニコンポとして

Ndl 100Md W S Ndl 100 S
KENWOOD NDL-100MD/NDL-100





 こういったものもありますので、検討してみてはいかがでしょうか。

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2006.02.27

コンテンツに対する一考察。そしてお別れの辞…

 前回の更新より2週間ほど時間が経ってしまっていました。仕事が多忙を極めたのも一因でしたが、自分の中で書く「何か」が湧いてこなかったというのが正直な原因です。

 いろいろ考え抜いた末での結論として、大変恐縮ながら本エントリーを当ブログの最後の更新とさせていただきたいと思います。今まで、本当にありがとうございました。

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 2/11に「俺たちに満腹はない」というものを書いた際、自分も含めた多くの人たちが「コンテンツの飽食期」にいる現状をあらためて認識することとなりました。

 個人におけるパソコンや携帯電話といった情報機器は、コンテンツを消費するデバイスだと言い切ってしまってもいいでしょう。長い時代その地位にあったテレビも、今やその範疇にあるデバイスの一つに過ぎません。

 このことは、コンテンツの中身の定義付けがこれまでと大きく変わってしまったことをも意味します。

 本は本屋で買ってきて読むもの、テレビは家に帰ってスイッチをつけてみるもの、音楽はCDを買って聴くもの、映画は映画館やDVDで楽しむもの…、これまでのコンテンツは「場所」や「モノ」といった実体や空間が伴っていたので、同列に考える機会はあまりありませんでした。

 しかし、今は上記のほぼ全てがパソコン上で同じように楽しめる時代。コンテンツを提供する側は、上記全てのコンテンツの中から消費者に選ばれる競争にさらされているのです。

 それらを念頭において、各々のコンテンツのオンライン上での「価格設定」を俯瞰してみると、未だに既存の考え方から脱皮できていない業界も見受けられます。


 音楽:iTunes Music Store
  …1曲あたり150円・200円

 文庫:ebookjapan
  …角川文庫は1冊あたり400円〜600円弱
   ※文庫系は著作権が切れた作家の作品が多いですね…
   そういった作品は青空文庫で無料で読めるものが多くあります

 コミック:Yahoo!コミック
  …だいたい294円。Mac不可

 TV番組:アニメ(BANDAICHANNEL)
  …1話あたり200円〜400円 ただし視聴期限あり(7日前後)
   ※アニメは意外と積極的ですね。ただしMac不可


 コンテンツがオンライン化されていった場合の値段設定について、私は「消費時間」という観点からの検討も重要になっていくのではないかと考えるに至っています。コンテンツそのものを賞味し尽くし、廃棄しても構わないと思えるまでの時間がどれだけかかるか。作り手の側からすれば、制作費・期間などを考えるとそういった指標で判断されるのは受け入れがたいかと思われますが、オンラインコンテンツはいわば「消費者の時間をいかに自分たちに振り向けさせるか」という闘いです。そこにはもう既に、無料のコンテンツ(個人のブログやホームページ、ニュースサイト、PodcastやVideocast)が十分に市民権を得ているという現実を直視する必要があるということを忘れてはなりません。

 本当は、その「消費時間」という観点から各コンテンツの特性を踏まえた価格設定の提言・公式化をしてみたかったのですが、残念ながら私の技量では手に負えませんでした(苦笑)。iTMSは、音楽という特殊なコンテンツの成功例です。音楽は他コンテンツとの排他性も少なく、1つのコンテンツ(曲)に対する消費時間が長いんですよね。1曲5分で150円と考えると1時間あたり1800円にという計算になりますが、実際に楽しむ「消費時間」で希薄化するとかなりリーズナブルな値段に落ち着くように個人的には感じられます。

 このあたりについては、ご興味を抱いた方の今後の研究に委ねさせていただきます…(笑)。

 ただ、こういったオンラインコンテンツが様々な価格体系を持って乱立し合う現状は、パソコンや携帯電話が普及した現状においては遅きに失しているとも言えます。

 私は、遠くない将来に各コンテンツを全て統合したオンラインダウンロードサイト&アプリケーションの仕組と、サブスクリプションサービス(定額制)が提供できるところが現れたときこそ、本当の意味でのインターネットによる"革命"と呼べるのではないかと思っています。

 実は1月のMacExpo前の噂では、Appleが.Macサービスを利用し、映画のオンラインサービスを始めるのではというものがありました。

 そのアイディアはかなり唸らされるほどのもので、インターネット上の自分のフォルダに、購入したコンテンツの情報のみを保存しておくというものでした。つまり、コンテンツ自体は、インターネットに接続した状態でストリーミングで楽しむというものです。

 ファイル自体は自分の手元にないのですから、パソコンを変えても、データがクラッシュしても、他のマシンからログインさえできれば自分の購入コンテンツを楽しむことができます。提供者としても、コンテンツを違法に配られる心配が減ります。

 聞くところによると、来る2/28日にApple社はクパチーノの本社で行なう謎の発表の招待状を配ったとして、様々な憶測が生まれているとか。

 現在のところは、iPodの周辺機器やIntelチップを積んだiBookの後継機の発表ではとする説が有力のようですが、私にはそういうコンシューマ向けの発表をするにはずいぶん地味な場に思えます。記憶では、Apple本社で行なわれた発表は過去にはXServeの発表だったはず。

 新しいサービスの話がひょっとして…、されると嬉しいですね。

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 さて…

 思い起こせば、当ブログの最初のエントリーが2004年の7月7日でした。それから約1年半が経ったことになります。

 当時は結婚を10月に控え、不安と浮かれ気分とが入り交じっていたものでした。忙しくも、書くことで気がまぎれていたのかもしれません。

 広大なこのインターネットの世界で、自分の書く記事に目を留めていただける方などいるのだろうかと訝しんだものでしたが、多くの方々とのご縁に恵まれ今日まで続けることができました。コメントやトラックバックなど、自分の書いたことに対する反応がいただけなかったら、もっと早くに挫折してしまっていたことでしょう。

 お一人お一人にはあらためて心より厚く御礼申し上げます。与えていただきましたお力に較べれば、何もお役に立てなかった身ではありますが、皆様の今後のご活躍を心から祈念してやみません。

 また、末筆になってしまいましたがApple-Styleを運営されておられます新種林檎研究所所長様に、この場を借りてお礼とご挨拶をさせていただきたいと思います。

 Macユーザの方々が多くご覧になるサイトに、当ブログの記事を多くご紹介いただき、大勢の方に読んでいただくことができました。

 以前から雑誌などで存じ上げておりましたので面映ゆく恐縮する一方、馴れ合いになることがないよう、"挑む"気持ちで記事を書くことができました。お読みいただいた上でご紹介いただけているのでは、という手応えを感じながら続けられたことが、望外の喜びです。

 深い知識、洞察力や美しい感性をお持ちになっている方々がMacユーザには数多くいらっしゃいます。Appleに驚かされる楽しみが、新しくMacの世界に足を踏み入れる方々に、より多く伝わりますように…。








ありがとうございました!

※本ブログは当面の間、削除せずに残しておく予定です

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2006.02.12

イメージバトンにて

 お世話になっている、「映画チラシ集めました」のみやりん様よりイメージバトンをいただきました。



※イメージバトン


(ルール)

イメージでつながっている言葉の最後に、自分のイメージする言葉を加え、新たに3名様を指名して、バトンを渡す




(これまでの流れ)
「私の夢」→「あなたの一番大切にしているもの」→「次の世代に伝えたいこと」→「理想の熟女とは」→「自分の子供に望むこと」→「モテモテ体験談!!」→「一番困ったこと!」→「あなたのターニングポイントはいつでしたか?」→「人生で一番恐かった事」→ 「女性の度胸とは?」→ 「男性の愛嬌とは?」→「あなたの中の子供な所?」→「あなたが大事にしている事は?」→「無駄遣いと思う瞬間は?」→「あなたのここぞという時の必殺技は?」




 そこでいただいた私へのお題は『あなたが健康のために気をつかっていることは?』というものです。

 …難しい…。

 私、タバコは吸いませんし、お酒も飲み会の席以外では滅多に飲みません。お酒のある席の雰囲気は好きですが、酔って思考力が低下していくのがなんだか時間がもったいない気がして…(苦笑)。

 でも、だから健康かといえば





とんでもない!!!







 元々運動があまり好きではないこともあり、年齢とともに体重は少しずつ増加しています。
 ジムに通ったり、ランニングや水泳をコンスタントに続けている奥さんにはいつも「運動不足が心配」と言われるのですが…。

 その中、敢えて「健康に気を使う」とすれば、奥さんの料理をなるべくいただくこと。二人とも働いていますし、帰りも遅いですから平日は難しいのですが、外食でお腹を壊すことはあっても、奥さんの料理でそんな目にあったことはないです(笑)。

 生きる、こういったことに普段なかなか目を向けることはないのですが、自分のことで奥さんに迷惑はかけたくないですしね。

 健康、できればずっとそうでありたいと願っています。

 続いてのお題ですが

「あなたが決して捨てずに逃げるものは?」

 としたいと思います…





が!







 バ、バトンは落としてしまいました…。どなたか、拾って続けていただければ幸いです…。

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2006.02.11

俺たちに満腹はない

 先日来、私のココログではWillcomW-ZERO3を使った話がよく出ますが、客観的に自分の使い方を見てみると、スケジュール管理をメインとしたPDA的な使い方でもなく、本来の姿であるPHSでもなく、




コンテンツ消費端末






になっていることに気がつきました。

 動画も見られる、音楽も聴ける、電子書籍を購入して読書もできる、これらをこの小さいハコに詰め込み、ひたすら消化しているわけです。



W03 01
#実際にその全てをまだ試してはいませんが…






 この、消費して消化しているという部分が、iPodを使っているときには感じられなかった部分です。iPodで音楽を聴いている分には、一度聴いたものでも何度でも繰り返し楽しんでいたので、「消費していっている」という感覚はほとんどありませんでした。

 ところが、iPodは今や動画に対応し、PodcastVideocatといった日々使い捨てていくコンテンツをも含むようになってきています。
 最初は、「アマチェアにも発信できる機会が開かれた!」と考えていたのですが、ここ数日、別の考えにも思い至りました。
#遅きに失した感もありますが(苦笑)



 Appleは携帯情報機器の宿命に気づき、必死に手を打っているのではないか。





携帯情報機器は

常に飽きさせないモノで

あり続けないといけない







 最初は手持ちのCD、次にオンラインでの音楽購入、それから無料で提供されているPodcast、今は動画…、iPodのPodは豆などの"さや"を意味するそうですが、我々は中身の毎日違う"豆"を求め続け、食べ続けようとしているのですね(苦笑)。

 AppleがiLifeシリーズで、PodcastやVideocastの制作環境を充実させていっているのは、既存のコンテンツホルダーの身動きの重さを分かっているからでしょう。より多く、より新しいコンテンツをAppleは欲しているのです。iPodエコシステムというものは、iPodの周辺機器市場ではなく、創り手と受け手の循環ととらえるべきなのかもしれません。

 ここまで書いていて、ふと思い至ったことがあります。




Apple自身もコンテンツなんだ







 常に飽きさせない新しい話題を提供し続け、その発表を劇的にするために秘密主義を貫く。なるほど、たしかにコンピュータ会社として見ていたら「その秘密主義ではサードパーティも困るだろう」と思いますが、コンテンツそのものだと思えば納得がいきますね。鮮度とインパクトが命ですから(笑)。

 Appleのシンボルマークであるかじりかけの林檎。その由来は「噛む(bite-バイト)」と、コンピュータのデータの単位である「Byte(バイト)」を掛けたものだ、と聞いたことがありますが、今やこのシンボルマークが意味するのは





Byte Apple

いつまでも

なくなる事なく

食べ続けられる果実






 なのかもしれませんね。

 そうあり続けていてほしいです。

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2006.01.31

無機質な蜃気楼



ハイビジョン。



 言わずと知れた、家電メーカの花形商品。しかし、それはまた、新しいインフラの種を蒔いて新規需要を刈り取るというビジネスモデルの"最後の一葉"となるように思われて仕方がありません。

 薄型テレビとして普及している液晶方式のハイビジョンテレビは、見方を変えれば大型のパソコンディスプレイと同じです。

 我が家で先日購入したVictorの37インチテレビにはパソコン用のVGA端子がありました。メーカのマニュアルには1024×728しか対応していないとありますが、それ以上の解像度でも一応表示は可能です。残念ながらこのモデルはVGA入力時は4:3でしか表示できませんが。




 そこで、思い切ってHDMI端子とDVI端子の変換ケーブルを用いてPowerBookと接続したところ、上下左右は一部欠けてしまったものの(メニューバーやドックが見えなくて少々困りますが(苦笑))、ディスプレイ全体に画面を表示できました。

100 0472

音もテレビから出力(クリックして動画)






 私がそこまでMacと大画面液晶テレビとの接続にこだわったのには理由があります。




Front Row00-1

Front Rowは果たしてリビングのテレビを意識したものなのか否か





 昨年発表されたiMacG5以降、新規モデルにはFront Rowがインストールされています。私も最初はそれがリビングに進出するための布石かと思っていましたが、現在のところ、iMac/PowerBookといった「ディスプレイ内蔵型」モデルでしかこのFront Rowは楽しめないことになっています。つまり、Appleは一度たりとも「Front RowがリビングのテレビにMacを繋ぐためのアプリケーション」だとは発していないのです。
※一応外部映像出力は可能ですが







 で、試してみました



100 0473

37インチテレビにて(クリックして動画)






 Front Rowの中で、以前から画期的だなぁと思っていたのが上記の「映画予告編」。フルスクリーンで映画の予告編が見られるのですが、結果は驚くべきものでした。

 大画面テレビでも、十分に視聴に耐えます。いやそれどころか、私の見立てでは




DVDより綺麗かも





 Front Rowで見られる動画はモノによってはH.264形式の480pで配信されているようですね。画質が粗いなぁと思うものはMPEG4の"Large"でしょうか…。
※上記の動画はここの480pの画質でした

 大画面テレビで観て感じたことですが



  • どんなにクオリティが高い縦横比4:3の動画より、ワイド画面で得られる満足の方が遥かに上
  • フレームレートが低いと大画面テレビでは非常に気になる
  • 大画面テレビのスピーカは結構音がいい




 Apple(もしくはMac)は既にリビングを射程圏内にとらえています。いつ、どのようにトリガーを引くか、それだけの問題でしょう。現在のiTMSでのVideo配信は、iPodを主にしているために控えめな解像度ですが、その制約が何かのきっかけで外れたりしたら…。

 Front Rowが"リビングへの"動画配信の実験場だった、と後に言われても驚くには値しないかもしれませんね。
※ストリーミングでこのクオリティが出せるかという課題はまだありますが



 さて、テレビ放送とパソコンは、かつてジョブズがかつて言った通り、相反するコンテンツだと、ここ数週間で実感させられました。リビングのテレビを見ながらノートパソコンを開いていても、両方は同時には楽しめません。
#更新が減った一つの理由かも(苦笑)

 一方で、パソコンの中に入ってしまった動画コンテンツならば、ある程度パソコンと同時に楽しめるんです。画面の片隅で観るもよし、フルスクリーンにしてじっくり観るもよし…。結局は、「放送」という送り手側の都合(時間や見方)に合わせるのが苦痛になってきてしまっているんです。

 日本は総務省が旗を振ってテレビのデジタル化とハイビジョン化を推進している真っ最中。

 ハイビジョンテレビもハイビジョン番組も、たしかに悪くはありません。

 でも、放送という"コンテンツとしての仕組"は20世紀の遺物のままです。消費者がオンデマンドで見たい番組をネット経由で選び、パソコンで管理する、そんな時代になったらハイビジョンテレビはただの周辺機器の一つになってしまうのではないでしょうか。次世代ディスクに至っては…?



 先日、テレビから流れてきた、とある番組に耳目を奪われました。故・夏目雅子さんが三蔵法師を演じ、堺正章さんが孫悟空だったあの伝説の「西遊記」。
※地デジに入ってきたテレビ埼玉で土曜日の午後に放送中
 東京MXテレビでは日曜日20:00〜

 エンディングテーマはゴダイゴの名曲「ガンダーラ」ですが、その歌詞は、テレビを買ってから感じていた、私の違和感をものの見事に言葉にしてくれました。

そこに行けばどんな夢も かなうというよ

誰もみな行きたがるが 遥かな世界

その国の名はガンダーラ 何処かにあるユートピア

どうしたら行けるのだろう 教えて欲しい

In Gandhara, Gandhara

They say it was in India

Gandhara, Gandhara

愛の国 ガンダーラ




 私の脳裏に浮かんだのは、楽園を求め砂漠を無言で進む家電メーカの姿。

 残念な事ですが、彼らの向かっている"約束の地"は古の都・桜蘭。栄華を誇った歴史とともに、一塵の幻と化して歴史の中に去りました。

 哀しい隊列に思えたのは私だけでしょうか…。



参考:
 英語版のガンダーラがiTMSにあります

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2006.01.26

マウスを解き放ち者、黒きマウスを従えん

 ここ数日、ネットでその噂が先行していましたが本日、正式に発表されました。

ディズニー、アニメ映画のピクサーを約74億ドルで買収



 「トイ・ストーリー」や「ファインディング・ニモ」といった、3DCGアニメーション映画で大成功を収めているPixar社。我らがApple社CEOである、スティーブ・ジョブズがもう一つCEOを務めている企業です。今から20年前、ルーカスフィルムからジョブズが買収したところから始まった企業ですが、今や押しも押されぬ制作会社。アニメーションが不振なDisney社は、前CEOとは打って変わった協調路線を持って今回の買収劇にこぎ着けました。

参考:スティーブ・ジョブズとハリウッド--20年の軌跡をたどる

 買収ではありますが、事実上はDisney社が頭を下げて自社の部門になってもらったようなもの。スティーブ・ジョブズはDisney社の個人筆頭株主になっただけでなく、取締役にも就任しました。その昔、Apple社は現在のMacOSXを開発するために、追い出したスティーブ・ジョブズが創立したNeXT社を買収し、ジョブズをCEOに返り咲かせた事は有名(その後の躍進はご存知の通り)ですが、その時を思い起こさせます。いずれはDisneyの…?

 そうそう、今回の買収を報じるニュースの中で一紙に問題児発見(笑)。



Cnn200601250005

CNNの記事より(笑)










………






…………マテ…。





誰もがやりたいと


思っているようなコラを



一流紙がやるなよぅっ…




 MacOSを広める事によって、コンピュータ操作に「マウス」を広く世に知らしめた伝道師"ジョブズ"。その彼が、ついに「ミッキーマウス」まで手中に収めました。

 …残念ながら1955年生まれのジョブズは未(ひつじ)年ですので、子年というオチにまでは至りませんが(苦笑)、ここは一つApple純正の「マイティ・マウス」も




ミッティー・マウス





 にでもしてもらうことにしましょうか(笑)。

 マスコミの記事にはDisneyを手中に収めたジョブズに、動画配信の更なる発展を予測する論調が多いように思えます。

 本当に影響力を強く持ったカリスマとなりましたね…。

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2006.01.21

日出づる国のロザリオ

 極東の地、日本。

Far East01-1
欧米から見た日本は本当に遠い





 この独特の島国は、インターネットで世界中とつながるこの時代においても未だ「鎖国」の世にあるのかもしれません。それは"先進"なのか、はたまた"未開"なのか…。



 先日、auの携帯電話の新機種が発表されました。その中で発表された音楽配信サービス「LISMO」には、正直唸りました。



「iPod+iTunesに対抗できるサービスだ」──auのLISMO



 PC向けに高機能の楽曲管理ソフトを無償提供し、Webサイトから楽曲を有料販売する。楽曲管理ソフト内からポータブルオーディオデバイスに楽曲を転送し、モバイル環境で音楽を楽しむことができる──。

 これがau Music Port+音楽ケータイのモデルだ。そしてアップルのiPod+iTunesのモデルもほぼ同様のものになっている。

 「iPodはすべてをワンセットにして提供している。これを意識して、KDDIとしてPCも含めてどう提供していくのかを検討した。(iPodと違い)携帯電話の場合、ポータブルプレーヤー台数が飛躍的な数で伸びていく。(iPod+iTunesに)対抗していけるサービスだと思っている」(高橋氏)




 昨年の8月に開始されたiTunes Music Store。待ちに待たれたサービス開始でしたが、各国の同サービスの隆盛を聞く中で、日本での発展が立ち後れている印象を持っているのは私だけではないはず。

 一方、auの「着うたフル」については、その価格や取り回しには、(私自身には)どうしても疑問が残るにもかかわらず順調なダウンロード数を稼いでいるようです。
 さきほど(1/21時点)、オリコンチャート10位までのアーティストで、どの曲が購入できるか調べてみたところ、iTMSにそのアーティストが存在していたのは半分にあたる5人でしたが、曲そのもので購入可能だったのは平原綾香の「誓い」のみ。手元では調べられませんでしたが、着うたフルでは状況がだいぶ違う事は想像に難くありません。レコード会社からの楽曲提供の扱いが違うのです。
#正直、愉快ではないんですけれどもね(苦笑)

 しかし、日本の携帯電話はこれだけ発展しているにもかかわらず、世界から見たら本当に「閉じた市場」です。これだけ国民の大多数が所持しているにもかかわらず、国内メーカの世界携帯電話機市場におけるシェアは全社合わせても1割にも達しません(文中の表参照)

 機能・サービス、それらはたしかにトップレベルにあるとは思うのですが、通話方式の違い、携帯キャリア主導の端末戦略など、独特の発展を遂げてきた要因が挙げられます。

 ま、こうした閉じた市場だからこそ、もっとも閉鎖性に富んだ音楽業界には安住の地なのかもしれませんけれどもね…(笑)。

 私はパソコンがメインで、正直、携帯電話には疎いです。メールも単文を送るのが精一杯ですし、ココログの投稿を携帯から行なった事もありません(苦笑)。WILLCOMのW-ZERO3はそろそろ購入予定ですが、私にとってはあくまでパソコンの延長なんです。


W03 01



 そんな自分が、取り残されていくのではという不安が正直あるんですよね…。特に、今回の発表は「パソコンに浸食してきた」だけに余計に感じます。

 日本は「宗教のない国」と長らく言われていましたが、気がつけば十字架代わりに首から携帯電話を肌身離さずぶら下げ、ヒマさえあればそれを"握りしめて"います。

 私は静かに「異端」となっていくのでしょうかね…。

雪の電脳都市 東京にて。
Snow 20060121

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2006.01.17

iTunesのスマートプレイリストにおける日付指定に留意点

 自分の備忘録なんですが…。

 先日、iTunesのスマートプレイリストでとある日付の期間に追加された楽曲だけをピックアップするものを作ろうとして気がつきました。

 日本語の環境だと条件に「追加日が」と指定して日付を入力すると、エラーになって入力できません




Itunes Date01

06/01/14の部分はシステム環境設定の「言語環境」の「書式」を反映




Itunes Date02

地域に「日本」を指定した場合は短い場合yy/m/dd形式となります





 試してみたところ、日付の区切りに「/(スラッシュ)」ではなく「.(ピリオド)」を用いると入力ができます。それしか受け付けていないようです。

 まぁ、有り体に言えば




バグですね(笑)





 ちなみにFinderの検索条件に置ける日付は書式がちゃんと考えられているようです。



Itunes Date03
統一感を大事にしてほしいですね

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2006.01.12

大いなるデタントの記念碑

 毎年末に発表されるその年を表す世相漢字。昨年は「愛」だったとか。それにならって今回のMacWorldExpoにおけるApple社CEOスティーブ・ジョブズの発表を私が表すのであれば…





「堅」







 私にとっては”想定の範囲内”に収まった発表内容の「手堅さ」。iPodの売れ行きやAppleStoreの右肩上がりの「堅調さ」。さらに言えば、全てのMacを年内にIntelプロセッサへ移行するという”ハードウェア”にも掛けて…。
※文字通りの単語「hard」(“一生懸命”の意も含む)が一番近いと思いますが(笑)




 1月のMacWorldExpoにおける基調講演の”雰囲気”は、その1年を象徴することが多いものです。昨年の基調講演ではMac miniとiPod shuffleといった”あったらいいけどまさかAppleは出さないよね”といったハードで話題をさらい、その後1年間のサプライズの嵐を暗示してくれました。今思えば、昨年はまさに「驚」

 その時と比較すると私の中では正直言って、刺激が少ないのです(苦笑)。 特に今回、ほとんど「メディア配信」に関する展望の「ニオイ」が感じられなかったことが気になりませんか?マスコミやアナリストたちも少々肩透かしを喰ったようですが、とはいえ火のないところに煙は立たず。MacやiPodとは異なる”第3の柱”としての発表の舞台を期待しています。

 さて、ではそれぞれの所感など…。




iPodのFMラジオ内蔵リモコン

 個人的に気になった純正品。リモコンがというより、「外からのメディアを再生させる仕組み」というiPodの可能性を示してみた一つの例示に思えます。iPod側の対応が必要ではありますが、ワンセグ放送のようなデジタル放送の受信端末も技術的にはやれないこともないのでしょうか?

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 iPodはshuffleを除くと、iPod nano/5G iPodとそれ以前とで「壁」を感じてきましたね(苦笑)。それまで、新機能については旧機種もファームウェアのアップデートで随時追加されてきましたが、比較的容易に対応できそうに思える歌詞の表示機能が追加されないあたり、一抹の寂しさがあります。





iLife ‘06のリリース

 Intelプロセッサでも動作するユニバーサルバイナリ化と共に、充実した機能追加も行なわれました。今回の一番の真打は実はこれでしょう。コンセプトは明確。これまで、クリエイティビティを刺激し、クオリティの高い作品を作りやすいソフト群であったiLifeに「Webへの直結」という窓口を強化させるというもの。言うなれば「まだ見ぬクリエイターたちへの緋色の絨毯」といったところでしょうか。

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 GarageBandを用いたPodcast製作、iPhotoが提案するPhotocast、iMovieで生まれてくるVideocast、そしてようやく出てきたWebページ製作ツールのiWeb。そこには、やっぱりクリエイターの真ん中にはMacがいる、というAppleらしいメッセージが感じられます。

#私は自分の姿や声を公開する勇気はありませんけれども…(苦笑)





Intelプロセッサを搭載したiMacとMacBook Pro

 予定を半年ばかり早めたことに対する驚きと賞賛の声が聞こえてきますが、早まるという噂は以前から出ていましたし、混乱しやすい過渡期を少しでも短縮して乗り切りたいAppleとしては当然のことだったかもしれません。




 それよりも、IntelとAppleアツアツぶりに目が行ってしまいました(笑)。


 なんとIntelの社長がコスプレで登場ですよ!よりによって、「Intelのチップは熱くて焼けちまうよ!」とかつて揶揄されたときの格好でわざわざ出てくるなんて!


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オッテリーニ社長 あんたニクイ奴だよっ!




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“Intelはもう超OKよ! これ、私のキ・モ・チ”





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ジョブズを見つめる目つきに
なぜかちょっと赤面しかけた (恥)



 そして、Appleが作ったCM(是非ムービーを見てください)がカッコいい!しかも、今回はIntelを思いっきりフィーチャーした映像ですよ!


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ここでも見つめあうシーンが印象的





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ジョブズはCMのクオリティと聴衆の賞賛に凄くご満悦






 まさに大いなるデタント(宥和)ですね…。

 この両社は何かとてつもなく大きなことを狙っているように感じられてなりません。なんというか、「セクシープロダクト」というコンセプト(とにかく魅力的な製品という意味で)を掲げて今にも走りだしそうな予感が(笑)。

 そう、実は冒頭に掲げた「堅」という一字に相応しいのはこの





「堅い絆」

なんですよ。





 昨年の6月、PowerPCというIBM製のプロセッサからIntel製の製品へと乗り換えるという発表は文字通り「突っ伏す」ほどの衝撃でした。Intel、Microsoftといえば古くからのMacユーザにとっては仇敵でしたからね。

 それが、たった半年でこの歓迎ぶりです。常に何か新しいもので魅了させてくれるだろうというAppleへの尽きない期待の表れが、この難局を乗り切ってしまったということです。




 今年もまた魅惑されることを願って、この両社の発展を祈りたいと思います。





 なお、MacBook Proの細かい部分については、また別に…。

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