2007.10.08

iPod touchに歌詞表示をさせるとしたら

 iPod touch、はい、買いました(笑)。



Ipodtouch






 幸い私はどうやら初期出荷組だったらしく、9/23の時点で入手することができていました。以来片時も離すことなく使っています。

 これだけ薄くて小さな端末に、「音楽」「ビデオ」「写真」「ブラウザ」が搭載されていることにも驚かされますが、それらを簡単に操作して使えることに凄さを感じます。直感性と軽快さに主眼を置く、「使い心地」というインターフェースの設計においてAppleの優位性は群を抜いていますね…。
#だからこそ、手にしたユーザからの要求も増えることでしょう

 使ってきたことにより、改善してほしい点や「こうなればいいなぁ」という部分もあります。私は、PDA的な機能充実をこの製品に求めるのは時期尚早(もしくは筋違い)のように思いましたので、2つだけ。

 一つは「Podcastのダウンローダ追加」です。無線LANがあるのですから、iPod touchからも最新コンテンツのダウンロードができるようになってほしいですね。一応、ブラウザからRSSのフィードアドレスにアクセスすれば視聴はできたるですが、オフラインで視聴できないと不便です。どこでも常に無線LANと繋がっているわけではないですしね。

 もう一つは「歌詞の表示機能」です。これまで何世代かの機種に存在していた機能はなくさないでほしいです(笑)。

 せっかくですからMacのプレゼンソフトである「Keynote」でイメージを作ってみました。

 1つめの案は歌詞のある曲にはジャケット右下に「information」ボタンを用意し、タップすると歌詞を表示させるもの。




















Keynoteで作るのはこちらの方が楽でした








 2つめはジャケット写真を紙に見立て、薄くめくるとその下に歌詞があるというものです。右から左に指をなぞります。




















標準では裏返すとアルバムの曲一覧が出るので

それを邪魔しないことに留意しています








 よく見ると、突っ込みどころ満載の映像ですが、それは勘弁してください(笑)。でも、こういう時こそ「Keynote」を使わないと損ですよ。

 いろいろ実験中のこともありますが、様々な想像力をかき立てる「iPod touch」。正直、私はホレました…。

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2007.07.08

デスクトップリビング with Mac…(その3)

 以前、「シネマディスプレイでハイビジョン番組を観る!?」というエントリーを起こしました。

 届いたらレビューを行う予定だったのですが、待てど暮らせどモノは届かず。気がつけば自分もBlogをやめていました…(苦笑)。

 当初はメーカーから毎月メールが来ていたものの、「バックオーダーを抱えていて…」というものが、「もっと改良したものを出すので…」に変わっていくのを見るにつけ、"結局商品化できなかったのかなぁ…"とあきらめていました。

 ところが5月の初頭に、「ねぇねぇ、注文覚えてるぅ?前のよりもっとイイモノ作ったから、前と同じ特価(※MacWorldキャンペーン価格)で送れるわ!O.K.ならメールで注文の返事プリーズ!(←注:脳内超意訳)」というメールが届き、多少の逡巡の末、発送を頼みました。





自分



人柱ですから…






 アメリカからFedexに乗せられて無事到着。1年半越しのご対面です。製品名も変更されて「HD Mate Scaler」。発表当初との一番の大きな違いは



  • 1台で20インチ・23インチだけでなく様々なディスプレイに対応




 ここにあります。この製品の恩恵を一番受けるのは、DVI入力が1系統のみというAppleのCinema Displayですが、ディスプレイにコンポーネント入力(ハイビジョンやPS3、Xbox360など)を加えたいと考えている方にも勧められるはずです。

 デザインはMac miniとマッチするようになっていますが、サイズはMac miniより幅・奥行きとも1センチほど大きくなっています。フロントパネルにはインジケータとリモコンの受光部があるだけで、本体だけでの操作はできません。



Hd Mate Front
Mac miniによく似合います





 付属品として、リモコン(とそのボタン電池)、DVIケーブル、ACアダプタが付属します。ところがDVIケーブルもACアダプタも"な・ぜ・か"水色…。これは正直カンベン願いたかったですね(涙)。合わなさすぎです。

 ACアダプタは日本の電源(AC100V)でも問題なく利用できました。ただし、コンセントの先が三叉型なので、変換アダプタがあったほうがいいでしょう。

 背面の入力端子群ですが、コンポーネント入力(映像)&光デジタル入力(音声)が2系統、DVI入力が1系統。また、音声の入力端子は光デジタル2系統以外にアナログでも3系統装備されています。RCA音声出力端子がありますので、映像と音声を連動して切り替えるセレクタとしても使えます。映像は全てDVI OUTから出力されますが、DVI-VGAケーブルを経由させることでVGAディスプレイにも接続可能なようです。



Hd Mate Back
オーディオはアナログ入力時はアナログ出力、デジタル入力時はデジタル出力





 Cinema Displayに接続後、本体の電源を入れ、映像を出力します。HD Mate Scaler側からは、接続されたディスプレイ本来の解像度が自動認識されます。20インチCinema Displayの場合はWSXGA(1680*1050)、23インチCinema Displayの場合はWUXGA(1920*1200)が本来の解像度。

 ただ、Mac側からは接続先ディスプレイが「不明なディスプレイ」と認識されてしまうためか、初回接続時は、Mac側の出力解像度が1280*1024にセットされ、カラープロファイルもCinema Displayのものがリストアップされません。どちらもシステム環境設定から設定を変更してやる必要がありますが、一度設定すれば、次回以降はそれが記憶されます。そうそう、同じCinema Displayでも30インチのものは接続方式が異なるため接続できませんのでご注意を。

 早速、コンポーネント入力に接続した地上波デジタルチューナの映像を出力してみます。



Big Tuner 01
地デジチューナは選択肢が少ないですが安価なAVOX YDIT-10を使用
ユニデンのものと同じ
AV Watchのレビューはこちら





 いやはや、密度が濃く、コマ落ちもないためかなり綺麗です。動画応答性に優れたディスプレイではないはずなので残像はひどいだろうなぁと覚悟していましたが、ほとんど気になりません。ただし、Cinema Displayの色調がそもそも家庭用テレビ向けとは異なるため、パッと見は色が薄いと感じられました。この部分については、数種のプリセットが用意されていますし、手動による調整も可能です。













 悩ましいのがアスペクト比の問題です。Cinema Displayは縦横比が16:10、これに対しハイビジョン放送の縦横比は16:9。初期状態では全画面表示となるため縦に若干伸びた状態で出力されます。




100 1299
こちらが16:10 画面いっぱいに表示されますが少し縦に伸びます





 一応、これも手動で調整が可能です。Scaleの設定で「Letters Full」を選択すると上下に黒い帯が表示される形で16:9の表示になります。本来はこの形で見るべきなのでしょうけれども…



100 1300-1
こちらが16:9 上下に黒い帯が出ますが本来のサイズ





 何度か切り替えて試した結果

  • 長時間この状態で表示させた場合、帯の境界で跡が残る  ※Cinema Displayは跡が残るんですよ。しばらくたつと戻りますが
  • やっぱり画面一杯で見られるほうが、満足度が高い
  • Letters Fullにした場合、DVI表示に切り替えたときもその設定になってしまう  ※色調補正は映像入力毎に設定を保持できますが
  • 若干縦に伸びていても、気にならない(笑)  ※出演者の人には悪いですが
 上記により、私は全画面で表示させることにしました。


 国内メーカのWindows機では、ハイビジョンテレビチューナ内蔵の機種もいくつか出ています。必ずしも機能的に同一といえるものではない(録画機能まではさすがに…)のですが、これまでMac&Cinema Displayでは手段がなかったハイビジョン視聴環境(ただしMacとは排他利用)というオプションは道が開けました。外部入力が存在していなかったCinema Displayには貴重な拡張機器です。 ※そもそもそう使いたいのであればCinema Display以外に選択肢はあるのですが(苦笑)

 地デジで映画が放送される時には活躍しています。昨日は「シックス・センス」でしたが、ハイビジョン画質に先述のスピーカの組み合わせだと、ささやかながらプライベートミニシアター気分に浸れますね。もっとも、気がつくと奥さんに席が取られてしまうのですが…(笑)。

 惜しむらくは、環境を作っては見たものの、実際には夫婦共にほとんどテレビを観ないこと(爆)。前回、今回とエントリーを起こしたクセに、結局は観てないんですよね。テレビ番組のコンテンツを否定するわけではないのですが、配信の仕方が我が家には合わないというのは確かなようです。局側は、番組がパソコン内の一コンテンツに組み入れられることに強く抗っていますが、"放送"という形だけでは視聴者数が減っていくことは避けられないでしょう。






 さて、ずいぶん間を空けながらもなんとか3本書き上げましたが、それにはちょっと思うところがあったからです。

 Mac系のブログを拝見していると、最近はAppleそのものを追いかけることにご執心なものばかりが取り上げられがちな気がしてならないんですよ(苦笑)。

 Appleは人を惹き付ける魔力を持っている会社です。私もMacを通じて魅入られてしまったクチですから、それはよく分かるんです。自身のエントリーもそういうものが多かったですしね。

 ただ、ブログをやめていた間、私のサイトにたどり着いて記事をお読みになられた方を調べてみると、多くの方々は「調べもの」で来られているんです。いわゆる「ロング・テール」というものでしょうか。アップしたその時点では特に反響がなかった記事であっても、長い目で見ると少なからずご利用いただけているようです。

 Macのシェアは海外ではそこそこの増加傾向にあるようですが、残念ながら日本では伸びていません。
※Appleストアの数字が日本に含まれないとしても現実にそうでしょう

 原因についてはいろいろ取沙汰されていますが、ハッキリ言って日本に置けるMacが、




「その人が求めるソリューション(解法)になっていない」





そこに尽きるのではないでしょうか。




 iPodも含め、Appleにはいつも驚かされ、惹かれています。それ以上に、Macには特別な思い入れもあります。

 自分が得られた満足を押し付けることは良くないと思っていますが、Macに興味を持たれた方・実際に購入された方には、微力ながらも何かしてあげたい。

 その人が「こうしたい」「ああしたい」というものを気づかせ、それに答えを出してあげること、私はそう思います。

 私が書くものが、見知らぬどなたかの足りないピースの一助になれば幸いです。また、そういうご助力をなさる方々がもっと出てきてくださればなお嬉しいです。







 偉そうにすみません。

 それでは…。

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2007.07.02

デスクトップリビング with Mac…(その2)

 日本で売られている他社製Windows機にあって、現行のMacにはないもの。

 それは…





TVチューナ

 





 裏を返せば、日本において動画配信というコンテンツビジネスがまだ確立されていないと言えるのですが、今のところMac本体には、買ってきてテレビアンテナを繋げばテレビが見られるというソリューションはありません

 かつて、様々なアプローチを試みてきました。

 記事にはしませんでしたが、ピクセラ社の外付けチューナも使ったりもしてきました。

 こうして見返してみると、私が追い求めたのは、テレビ番組をリアルタイミングでストリーミングし、LAN経由でそれを観るというもの。

 Macにチューナが内蔵されていないのを逆手に取り、無線LANを用いてアンテナケーブルに束縛されることなくどこでもテレビが見られるという環境を私は一つの理想と掲げました。

 その期待を寄せるハードウェアとして、SlingMediaのSlingBoxを取り上げたことがあります。当時、Windows向けでしかなかったこの機械、今はMacでも使えるということをご存知ですか?



Support Pic1
変わったデザインですよね(笑)




 
 日本ではアイ・オー・データ機器が取り扱っていますが、正直言って大きく販促活動されているわけではなく、知名度が低い感は否めません。競合であるソニーのロケフリのほうが名前を聞いたことがある方も多いはず。
※アメリカ本国では後継機が既に発売されています

 我が家でこれを導入したのは、実は昨年の8月。当時、海外に在住していた友人に使ってもらおうと実験も兼ねて導入しました。この時点ではMac版の視聴ソフトはまだなかったのですが、開発者の方のブログでは9月頃にはPublic Betaが配布できるということでしたし、友人の家にはWindows機もありましたから特に気にしていませんでした。実際にはMacのPublic Betaがリリースされたのは10/31、正式版は5月頭だったでしたが…。

 ソニーのロケーションフリーを選択しなかったのは、



  • 使用するマシン毎にソフトを購入してインストールしないとならない
  • セットアップしようとするマシンが初回時には手元にないとならない(当時)



 その他にも、SlingBoxは比較的低ビットレートでも綺麗に見えると言われていましたし、賛否両論あるデザインを私自身が気に入ったこともあります(笑)。

 Windows版のセットアップインストーラは日本語化されています。UPnP対応のルータでしたらウィザードに従っていくだけで外からの接続テストまで行なうことができます。
※UPnPがうまく使えない場合は、「固定のIPを機器に振る」「ポートフォワードの設定を行なう」というルータの知識が多少必要になります。

 このセットアップが終わってしまえば、視聴するマシンにSlingPlayerという視聴ソフトをインストールして、あっという間に視聴が可能です。
※各種インストーラはこちら

 SlingBoxには機器毎に「SlingBox ID」という一意のIDが振られています。視聴する際はこのIDさえ分かっていれば、たとえ外から接続した場合でもちゃんと探し出して接続を行なってくれます。
※視聴用に機器に設定しておいたパスワードも必要です




20070701
LAN内では倍の640*480の解像度に
※クリックにて原寸大
 正式版になってステレオ音声が少々ビビるようになってしまいましたね






 SlingPlayerは当初からチャンネル切替時のレスポンスの早さには定評がありました。ネットワーク経由のストリーミング機器ではこれは特筆してもいい美点です。

 画質ですが、ストリーミングで観ていると考えたら十分に画質はいいと私は思っています。もちろん、専用の外部チューナで見る場合に較べれば劣りますが、20インチのシネマディスプレイでのフルスクリーン視聴でも私は特に違和感ありません。




20070701 02
20インチシネマディスプレイでのフルスクリーン
※クリックにて原寸大






 また、この機器の本当の価値は、どの場所にいても自宅の視聴環境下でテレビが見られるということ。こういったソリューションが現実に手に入ると、地域による放送の壁って何のためにあるんだか分からなくなります。海外在留邦人が日本の番組を見られる手段のために何か努力ってなされていまっしたっけね…。
※参考:地上波テレビ番組のIPマルチキャスト配信は難航




 アナログの地上波は2011年に停波することになっています。すなわち上記のソリューションが使える期限は見えてしまっていることになります。

 でも、私はこういう形での視聴方法が今後の主流になってくれることを願ってやみません。コンパクトなワンセグチューナがMac向けにもいくつか発売されていて、そちらの方が手軽な局面も多いのですが、どうしても電波に縛られてしまうため、地域や国境の壁が残ってしまうんですよね。

 Macでテレビを…という話になった時の一助になれば幸いです。

 さて、次回はCinema Displayでハイビジョンを視聴してみます。

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2007.06.17

デスクトップリビング with Mac…(その1)

 先日のWWDCに関しては、様々な記事とともに期待や不安、考察にあふれています。

 そんな流れを敢えて無視しつつ、ちょっと駄文を。気晴らしですので…。

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 Apple TVでTV接続可能な機器をリリースし、いよいよリビングに進出してきたApple。



Gallery-Big-03

おそらくまだ可能性を秘めていることでしょう






 Front Rowをリビングの液晶テレビに表示させ、「これがAppleのリビング進出への布石だとしても驚かない」と書いたのが(当時も多くの人が指摘)、昨年の1月末でしたが、AppleはiTunesを足がかりに着々と準備を進めてきたということなのでしょう。





 さて…




 Appleの志向する未来に期待しつつ、







敢えて逆行しようとする人柱(バカ)一人







 …お久しぶりです。Solid Inspirationです。

 思うところあって、ちょっと3回ほど投稿します。ひっそりと、こっそりと…。





 現在、2年ちょっと前に購入したPowerBook G4 12inchを使っています。普段家で使う際には外付けのApple Cinema Display 20inchに本体を閉じたまま接続し、省スペースデスクトップの形態で用いています。





PB12_01






 本体こそCPUのIntel移行でパワー不足を感じることしきりですが、モバイルとデスクトップを両立できるこの環境には大変満足しています。
※現行機種でこの環境を構築するのであればMacBookが一番向いています
 接続端子や光学ドライブスリットの位置がポイント



 最近、気がつくと、音楽を聴くのもDVDで映画を観るのも全部Macで行なってしまうようになってきました。音楽用のミニコンポや、リビングに大きな液晶テレビとDVDプレーヤがあるにもかかわらずです。

 まったりと楽しむのであれば、リビングがいいに決まってるんです。でも、"没頭して"鑑賞するにはリビングってちょっと落ち着かなくないですか?何というか、人間が集中するための空間って、適度に狭い方がいいように思うんですよ。うまく言い表せないんですが、広い空間で鑑賞しているとコンテンツの密度が薄められてくるように感じます。だかろこそ、リラックスして会話を楽しみながら観ることができるんでしょうけれども…。




 何はともあれ





Appleがリビングに進出しているこの時代

私は自分の机に還ろうとしています








 コンテンツとの距離感って、意外と難しいですね(笑)。



 AppleのCinema Displayにはスピーカがありません。当初は、USBで接続できる小型のスピーカをディスプレイの下にセットして使用していたのですが、物足りなくなってしまいました。

 音楽を聴く時は、AirMacExpressでミニコンポから音を出していたのですが、DVDの音源はAirMacExpressでは飛ばせません。もうちょっと迫力があって、サラウンドも楽しめればいいなぁという思いが強くなってきていました。

 最初に候補に考えたのが、音響メーカのサラウンドアンプです。一昔前はサラウンドというと前にも後ろにもスピーカをセッティングして…、という形が一般的だったんですが、日本の家庭事情のせいでしょうか、最近はフロント2chサラウンド方式と言って、ディスプレイの左右に置くスピーカだけで仮想的にサラウンド感を味わえるようになっている製品が増えています。

 候補として、


0 84 0-1 84-1
ONKYOのSA-907FXというコンパクトなAVアンプとD-112Eという小型スピーカ





54298585.Pjpeg
PioneerのPracia





Products-Axd7N
KENWOODのシステムコンポAX-D7




 このあたりを当初考えました。
※Pracia以外は少々スピーカが大きい…



 ただ、もし上記の製品を購入して使おうと考えたとしても、サラウンドを楽しみたいのであればMac側から光デジタルアウトで音を出してやる必要があります。現行の機種はその機能が備わっているのでいいのですが、私のPowerBookでは別途製品を間に挟む必要がありました。
※Macの買い替えが頭をよぎったのは事実(笑)



 そのように悶々としていた頃、BOSE社からちょうどいい製品が発売されました。





P Companion5 L
BOSE Companion5






 私の利用目的にちょうど合致する製品となりました。PowerBookとの接続はUSB。
机上のスピーカもコンパクトでCinema Displayとのデザインの調和も悪くありません。

 設置して驚いたのは、ベースモジュール(=サブウーハー)の大きさ!これ、奥行きが
42.6cmもあるんですよ。当然机の下に隠して設置しましたが、上の広告写真、間違いなくそれを隠すべく狙って撮影されています(苦笑)。


 音質ですが、やっぱりBOSEといえば重低音。大きなサブウーハーで想像はつきましたが、





予想の二割増で出てくる覚悟が必要








 マンション暮らしの身には、これはちょっとまずい(汗)。しかも、低音を絞るボリュームが背面にあるのですが、それを最小にしても私の感覚ではまだ出過ぎ。iTunesのイコライザでさらに低音を削っているほどです。


070527 01
ここまで下げてます






 床に直接設置するとより低音が響くため、私は床から浮かせるように設置しています。
※迫力を求める人は私と逆の設置をするようにしてください




 意外と言っては何ですが、予想以上に高音の抜けがいいですね。定位感もハッキリとしていて「鮮やかなリスニング環境」と表現した方がいいでしょうか。今まで埋もれていた音が浮かび上がって感じられることは間違いありません。



 肝心なサラウンド感ですが、これにはシビアな設置が必要なようです。また、さすがに後ろまで音が回り込むようなところまでは難しいかな、というのが正直な感想。ただし、音の出方まで含めて「なんか楽しい」という感覚が得られるのは確かです。

 USB端子に接続すればドライバ不要で使えますが、OS標準の「AudioMIDI設定」というアプリケーションで5.1chの設定をしてあげる必要があります。
※USBオーディオ機器はハブを経由させず本体と直結させないとノイズが
 乗る場合が多いですのでご注意を

070527 02
テストトーンも出せます





 OS標準のDVD PlayerはDTXというサラウンド方式には対応していませんが、ドルビーサラウンドの5.1ch出力には対応しています。また、現行のQuickTimeは5.1chサラウンドオーディオ対応です。Movie Trailersにある動画、「IMAX:Deep Sea」はオーディオ部分が5.1chサラウンドになっていますので試せる方はどうぞ。


 私にとっては満足度の高いこの製品。敢えて注意点を書くとすれば、まず「オンリーワンのためのサウンド環境」であるということ。スピーカの正面に座っている人にいい音が届くようになっていて、部屋全体を音楽で満たしたいという目的には向いていないです。
FAQにもそういった記述が見受けられます

 また、音量に合わせて、本体が自動的にイコライジング調整をしているらしく、気軽に聴きやすくしてくれる一方、シビアに設定したい人には本体側で設定できる手段がないため煩わしいかもしれません。

 音楽だけでなく、動画も含めてパソコンで楽しみたいという人は、音の再生装置のグレードを変えてみると、ちょっと違ってきます。サラウンドにこだわらなければ、アンプ内蔵のPCスピーカもいいでしょう。

 なお、現行のMacの機種でしたら光デジタルアウトを内蔵していますので先に挙げた機種以外にもこういう選択肢もあります




0-2 84-1

ONKYO GXW-2.1





 また、久しぶりに出てきたUSB接続できるミニコンポとして

Ndl 100Md W S Ndl 100 S
KENWOOD NDL-100MD/NDL-100





 こういったものもありますので、検討してみてはいかがでしょうか。

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2007.01.11

遺伝子を紡ぐ指

 日本時間の01/10深夜に行なわれた、スティーブ・ジョブズによるMacworld San Francisco 2007 基調講演。

 その報道を見た親友に背中を押されて、ささやかながら一日の更新…。

 珍しくはにかんだジョブズ自身による会場に招いた家族への謝辞(目が潤んでましたよね)、そして会場の割れんばかりのスタンディングオベーション。

 基調講演を見終わったとき、自分は時代の1ページを幸運にも見ることができたのだ、と心から感じました。同時に、自分のおかれている状況を考えると身につまされるものがあります。素晴らしいモノを世の中に自分の手で送り出す、彼らと自分の違いに唇を噛む思いでもあります。




 iPhone。



 iPod携帯と伝えると、その本当の意味が分からないことでしょう。ぜひ、Appleのサイトにいって、そのユーザーインターフェスを"感じて"ほしいです。


 そう、それは

 これです!!!











20070111 05
ジョブズ本人が「そうこれだ!」と(冗談で)表示させた時は、爆笑でした(笑)





 本当は、こっち。

20070111 02

携帯電話なのに表のボタンは下部のHomeボタンただ一つ





 サイト基調講演の動画をご覧になると分かると思いますが、同じタッチパネルのインターフェースでも、Appleがデザインするとこうなるのか!というインパクトの連続です。タッチパネルで指を上下させるスクロールも、滑るような美しさ。iPodとして使う時にはアルバムのジャケット写真を裏返すことでそのアルバム内の曲を選び直せます。


20070111 03 → 20070111 04
現行のiPodにも欲しい操作性





 基調講演の中で、「Macのマウス」、「iPodのクリックホイール」に続く3度目のインターフェース革新と語っている下りがありましたが、これまでのタッチパネル操作と異なり「同時に複数箇所を"指で"触って」ということが特筆されるでしょう。画面上で拡大・縮小を行なうとき、2本の指でつまむように操作すると縮小、拡げるように操作すると拡大、というあたりだけでもその直感性に感心させられます。

20070111 06

※この技術の特許をAppleが取得している話は少し前から知られていましたが…





 iPhoneはMacとiPodの遺伝子を忠実に受け継ぎました。画面におけるアニメーションはMac OSXで馴染みのものですし、Sync & Chargeという考え方はiTunes & iPodで当たり前になりました。

 でも、それ以上にこれらから綿々と伝わってくる遺伝子は




情報を触れられるものにする






 ここに尽きるのではないでしょうか。

 我々が日常、「情報(データ)」といっているものは物理的な存在ではありません。だからこそ、同じ情報でも様々な見方や取り出し方ができます。単なる数字の羅列を円グラフで見たり棒グラフで見たりすることも、文字列の固まりをサイトとして見たりすることもその一つの例です。

 Appleはこの情報の直感的なイメージ化アクセスの仕方に長けているんですね。

 ファイルやフォルダといったイメージ化による直感的な情報管理、それを画面で操作する手の代わりとしてのマウス、この操作方法をシンプルな形で定着させたMac。

 膨大な曲のファイルを付加したタグでくくり、指を回すコントローラでスムーズに到達できるようにしたiPod。

 目的に応じて最適なボタンを持った画面に変わるマルチポイントタッチパネルを採用したiPhone。

 見えないものを見えるものにするだけでなく、容易にアクセスし、触れられるようにすること、私はこれこそがソフトウェアに携わっているものが常に志さないとならないことだと思っています。

 しかし、これのまた難しいこと…

 革新を何度も成し遂げるAppleに脱帽です。






──────────────────────
 1年近く振りのひっそりとした限定更新となりました。近況です。

 昨年は、本当に激務でした。精神的にも体力的にも辛かったですね。奥さん共々そんな状態で、実はまだ二人ともその状況は変わっていないのです(苦笑)。

 家族の支えって、本当にありがたいですね。身に染みています。

 皆さんの今年一年が素晴らしいものでありますように…

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2006.02.27

コンテンツに対する一考察。そしてお別れの辞…

 前回の更新より2週間ほど時間が経ってしまっていました。仕事が多忙を極めたのも一因でしたが、自分の中で書く「何か」が湧いてこなかったというのが正直な原因です。

 いろいろ考え抜いた末での結論として、大変恐縮ながら本エントリーを当ブログの最後の更新とさせていただきたいと思います。今まで、本当にありがとうございました。

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 2/11に「俺たちに満腹はない」というものを書いた際、自分も含めた多くの人たちが「コンテンツの飽食期」にいる現状をあらためて認識することとなりました。

 個人におけるパソコンや携帯電話といった情報機器は、コンテンツを消費するデバイスだと言い切ってしまってもいいでしょう。長い時代その地位にあったテレビも、今やその範疇にあるデバイスの一つに過ぎません。

 このことは、コンテンツの中身の定義付けがこれまでと大きく変わってしまったことをも意味します。

 本は本屋で買ってきて読むもの、テレビは家に帰ってスイッチをつけてみるもの、音楽はCDを買って聴くもの、映画は映画館やDVDで楽しむもの…、これまでのコンテンツは「場所」や「モノ」といった実体や空間が伴っていたので、同列に考える機会はあまりありませんでした。

 しかし、今は上記のほぼ全てがパソコン上で同じように楽しめる時代。コンテンツを提供する側は、上記全てのコンテンツの中から消費者に選ばれる競争にさらされているのです。

 それらを念頭において、各々のコンテンツのオンライン上での「価格設定」を俯瞰してみると、未だに既存の考え方から脱皮できていない業界も見受けられます。


 音楽:iTunes Music Store
  …1曲あたり150円・200円

 文庫:ebookjapan
  …角川文庫は1冊あたり400円〜600円弱
   ※文庫系は著作権が切れた作家の作品が多いですね…
   そういった作品は青空文庫で無料で読めるものが多くあります

 コミック:Yahoo!コミック
  …だいたい294円。Mac不可

 TV番組:アニメ(BANDAICHANNEL)
  …1話あたり200円〜400円 ただし視聴期限あり(7日前後)
   ※アニメは意外と積極的ですね。ただしMac不可


 コンテンツがオンライン化されていった場合の値段設定について、私は「消費時間」という観点からの検討も重要になっていくのではないかと考えるに至っています。コンテンツそのものを賞味し尽くし、廃棄しても構わないと思えるまでの時間がどれだけかかるか。作り手の側からすれば、制作費・期間などを考えるとそういった指標で判断されるのは受け入れがたいかと思われますが、オンラインコンテンツはいわば「消費者の時間をいかに自分たちに振り向けさせるか」という闘いです。そこにはもう既に、無料のコンテンツ(個人のブログやホームページ、ニュースサイト、PodcastやVideocast)が十分に市民権を得ているという現実を直視する必要があるということを忘れてはなりません。

 本当は、その「消費時間」という観点から各コンテンツの特性を踏まえた価格設定の提言・公式化をしてみたかったのですが、残念ながら私の技量では手に負えませんでした(苦笑)。iTMSは、音楽という特殊なコンテンツの成功例です。音楽は他コンテンツとの排他性も少なく、1つのコンテンツ(曲)に対する消費時間が長いんですよね。1曲5分で150円と考えると1時間あたり1800円にという計算になりますが、実際に楽しむ「消費時間」で希薄化するとかなりリーズナブルな値段に落ち着くように個人的には感じられます。

 このあたりについては、ご興味を抱いた方の今後の研究に委ねさせていただきます…(笑)。

 ただ、こういったオンラインコンテンツが様々な価格体系を持って乱立し合う現状は、パソコンや携帯電話が普及した現状においては遅きに失しているとも言えます。

 私は、遠くない将来に各コンテンツを全て統合したオンラインダウンロードサイト&アプリケーションの仕組と、サブスクリプションサービス(定額制)が提供できるところが現れたときこそ、本当の意味でのインターネットによる"革命"と呼べるのではないかと思っています。

 実は1月のMacExpo前の噂では、Appleが.Macサービスを利用し、映画のオンラインサービスを始めるのではというものがありました。

 そのアイディアはかなり唸らされるほどのもので、インターネット上の自分のフォルダに、購入したコンテンツの情報のみを保存しておくというものでした。つまり、コンテンツ自体は、インターネットに接続した状態でストリーミングで楽しむというものです。

 ファイル自体は自分の手元にないのですから、パソコンを変えても、データがクラッシュしても、他のマシンからログインさえできれば自分の購入コンテンツを楽しむことができます。提供者としても、コンテンツを違法に配られる心配が減ります。

 聞くところによると、来る2/28日にApple社はクパチーノの本社で行なう謎の発表の招待状を配ったとして、様々な憶測が生まれているとか。

 現在のところは、iPodの周辺機器やIntelチップを積んだiBookの後継機の発表ではとする説が有力のようですが、私にはそういうコンシューマ向けの発表をするにはずいぶん地味な場に思えます。記憶では、Apple本社で行なわれた発表は過去にはXServeの発表だったはず。

 新しいサービスの話がひょっとして…、されると嬉しいですね。

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 さて…

 思い起こせば、当ブログの最初のエントリーが2004年の7月7日でした。それから約1年半が経ったことになります。

 当時は結婚を10月に控え、不安と浮かれ気分とが入り交じっていたものでした。忙しくも、書くことで気がまぎれていたのかもしれません。

 広大なこのインターネットの世界で、自分の書く記事に目を留めていただける方などいるのだろうかと訝しんだものでしたが、多くの方々とのご縁に恵まれ今日まで続けることができました。コメントやトラックバックなど、自分の書いたことに対する反応がいただけなかったら、もっと早くに挫折してしまっていたことでしょう。

 お一人お一人にはあらためて心より厚く御礼申し上げます。与えていただきましたお力に較べれば、何もお役に立てなかった身ではありますが、皆様の今後のご活躍を心から祈念してやみません。

 また、末筆になってしまいましたがApple-Styleを運営されておられます新種林檎研究所所長様に、この場を借りてお礼とご挨拶をさせていただきたいと思います。

 Macユーザの方々が多くご覧になるサイトに、当ブログの記事を多くご紹介いただき、大勢の方に読んでいただくことができました。

 以前から雑誌などで存じ上げておりましたので面映ゆく恐縮する一方、馴れ合いになることがないよう、"挑む"気持ちで記事を書くことができました。お読みいただいた上でご紹介いただけているのでは、という手応えを感じながら続けられたことが、望外の喜びです。

 深い知識、洞察力や美しい感性をお持ちになっている方々がMacユーザには数多くいらっしゃいます。Appleに驚かされる楽しみが、新しくMacの世界に足を踏み入れる方々に、より多く伝わりますように…。








ありがとうございました!

※本ブログは当面の間、削除せずに残しておく予定です

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2006.02.13

女のひと言

 土曜日の昼下がり、近所のケーキ屋で二人でお茶をしていた時のこと。

 手元の端末で何気なく見ていたニュースに、思わず私が言葉をあげていました。

(私):「うーん、これはあんまりだなぁ…。」

(妻):「なになに?どうかしたの?」



育毛剤問題 トリノ出場は不可(Yahoo! スポーツ 2/11)

スポーツ仲裁裁判所(CAS)は10日、育毛剤の服用でドーピング(禁止薬物使用)の疑いが持たれていたスケルトン男子の有力選手、ザック・ランド(米国)に対し、1年間の出場停止処分を科すと発表した。これにより同選手のトリノ五輪出場は不可能となった。米国オリンピック委員会(USOC)も処分を受け入れたことを明らかにした。



(私):「…育毛剤はさ、男の聖域なんだよ。なんだか…その…、あんまりだよなぁ…」

(妻):「そうね…。つまり…、






全てむしり取られたってことね」






………

……………

………………誰がうまいこと言えと言った…(苦笑)。




#しばらく大笑いしながらも妻に感心していました。
 さすが本職。Good Job!!

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2006.02.11

俺たちに満腹はない

 先日来、私のココログではWillcomW-ZERO3を使った話がよく出ますが、客観的に自分の使い方を見てみると、スケジュール管理をメインとしたPDA的な使い方でもなく、本来の姿であるPHSでもなく、




コンテンツ消費端末






になっていることに気がつきました。

 動画も見られる、音楽も聴ける、電子書籍を購入して読書もできる、これらをこの小さいハコに詰め込み、ひたすら消化しているわけです。



W03 01
#実際にその全てをまだ試してはいませんが…






 この、消費して消化しているという部分が、iPodを使っているときには感じられなかった部分です。iPodで音楽を聴いている分には、一度聴いたものでも何度でも繰り返し楽しんでいたので、「消費していっている」という感覚はほとんどありませんでした。

 ところが、iPodは今や動画に対応し、PodcastVideocatといった日々使い捨てていくコンテンツをも含むようになってきています。
 最初は、「アマチェアにも発信できる機会が開かれた!」と考えていたのですが、ここ数日、別の考えにも思い至りました。
#遅きに失した感もありますが(苦笑)



 Appleは携帯情報機器の宿命に気づき、必死に手を打っているのではないか。





携帯情報機器は

常に飽きさせないモノで

あり続けないといけない







 最初は手持ちのCD、次にオンラインでの音楽購入、それから無料で提供されているPodcast、今は動画…、iPodのPodは豆などの"さや"を意味するそうですが、我々は中身の毎日違う"豆"を求め続け、食べ続けようとしているのですね(苦笑)。

 AppleがiLifeシリーズで、PodcastやVideocastの制作環境を充実させていっているのは、既存のコンテンツホルダーの身動きの重さを分かっているからでしょう。より多く、より新しいコンテンツをAppleは欲しているのです。iPodエコシステムというものは、iPodの周辺機器市場ではなく、創り手と受け手の循環ととらえるべきなのかもしれません。

 ここまで書いていて、ふと思い至ったことがあります。




Apple自身もコンテンツなんだ







 常に飽きさせない新しい話題を提供し続け、その発表を劇的にするために秘密主義を貫く。なるほど、たしかにコンピュータ会社として見ていたら「その秘密主義ではサードパーティも困るだろう」と思いますが、コンテンツそのものだと思えば納得がいきますね。鮮度とインパクトが命ですから(笑)。

 Appleのシンボルマークであるかじりかけの林檎。その由来は「噛む(bite-バイト)」と、コンピュータのデータの単位である「Byte(バイト)」を掛けたものだ、と聞いたことがありますが、今やこのシンボルマークが意味するのは





Byte Apple

いつまでも

なくなる事なく

食べ続けられる果実






 なのかもしれませんね。

 そうあり続けていてほしいです。

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2006.02.09

W-ZERO3で「ニュース・プラス1」を観る

 今週の月曜日より、日本テレビの夕方のニュース番組である「ニュース・プラス1」が夜からストリーミング配信されることになりました。


ITmediaニュース:日テレ「ニュース・プラス1」を無料配信



 日本テレビ放送網は2月6日から、ニュース番組「ニュース・プラス1」の無料ネット配信を始める。同番組の公式サイトや「第2日本テレビ」「日テレNEWS24」のサイトで視聴できる。

 月〜金曜日の夕方に放送している同番組のうち、全国ネットで放送している約27分間(午後5時50分〜6時17分)の部分を、CMを抜いて午後8時ごろからまるごと無料配信する。




 これまでにも、各局ではニュースを記事ごとにストリーミング配信をしてはいましたが、在京キー局が「番組をネット配信する」という事は、個人的には画期的かもしれないと思っています。第2日本テレビといい、日本テレビは今のところ自身でのネット配信で一歩先んじていると言えるかもしれません。その姿勢は歓迎したいところです。
「ニュース・プラス1」はMacでも観られます



 さて、ブラウザでサイトを見る限りでは大きな画面では見られませんが、下記のアドレスをWindowsMediaPlayerに入力する事により、フルスクリーンで観る事も可能です。

http://www1.ntv.co.jp/news/DAI2asx/plus1_300k.asx



 今回、これを先日購入したW-ZERO3に応用してみました。再生させているソフトは万能プレーヤであるTCPMP(参考:SHINO-BLOG(AVI'S) 様)です。なお、回線速度の関係で無線LAN経由でないと厳しいと思われます。






 上記、うまく再生されているでしょうか?

 実は、今回から動画をFlashで公開する方法にトライしています。

らくちんFLVメーカー

 上記サイトに登録(無料)し、手元のムービーをサイトからアップロードすると公開するためのタグが作成されます。それをココログに貼付けるだけ。

 今まで、QuickTime形式で置いていましたが、Flashの方でも試してみたかったんです。結構きれいではないですか?

 デジカメのムービー機能で撮影したものなどを簡単に公開できます。

 ぜひ、試してみてください。

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2006.02.08

東芝HDレコーダー RD-H1のデータをMacでDVDに

 愛用している東芝のHDレコーダー。パソコン上から録画予約ができたり、ストリーミングで映像を見れたりと、なかなかの優れものです。Macとの親和性が高いですよね。

 録画しておいた番組をネットワーク経由でMacにダビングするためのソフトがあります。それがvrxというソフト。ソフトを起動し、Mac上でサービスを立ち上げると、東芝のレコーダー側からMacがRDシリーズとして見え、動画のファイルをコピーできます。

 これまでは、そのファイルをDVDとして保存するためにToastを用いていたのですが、先日、とある2時間番組を奥さんに頼まれてDVDにしようとした際、Toastが最後の最後で「容量が足りんのやけど?」とメッセージを返して挫折…。
#番組が「ホスト特集」だったからでしょうか…
 奥さん、瞬きもせずにご鑑賞でした(苦笑)

 ネットで他の方法をあたったところ、いいソフトがありました。

 Movie File Reel

 RDシリーズで録画した.vobファイルをそのまま手軽にDVDにできます。私の環境ではだいたい1時間くらいでできました。
#プレビュー画面上でチャプタ打ちも可能です

 しかもお値段が900円なんですよ!Toastを買った事をちょっと悔やむ値段です(苦笑)。

 RDシリーズをMacでご愛用の方、お勧めします。

 なお、QuickTimeではMPEG形式の動画は編集できないのですが、MPEG Streamclipというソフトでならば、それが簡単に可能です。これは、必携のソフトですヨ。

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