永遠に分たれず
仮想現実とロボット技術を組み合わせた一つの例が紹介されています。
ロボットが、話す相手に変身──ドコモのバーチャルヒューマノイド
(ITmedia +D モバイル)
ヘッドマウントディスプレイ越しに見えているロボットに仮想現実の人間を投影する方法で、「触感」もプラスするというものです。
上記のITmedia記事より。
ディスプレイ越しには左の緑色の人形(ロボット)が右の女性に見える
洋の東西を問わず、人形(傀儡)が人の代わりとなるオカルト的な話は枚挙に暇がありませんが、それがついに科学で第一歩を踏み出したとも言えるのかもしれませんね(笑)。
3次元映像や人工知能、ロボットなど最先端の技術の結集としてこの先の飛躍が期待されますが、"男の鼻息"が透けて見えるこのテクノロジー、ひょっとすると恐ろしい勢いで進化しかねないようにも思えます(笑)。
私はこの記事を見て頭に浮かんだのが、あの「ゴースト〜ニューヨークの幻〜」という映画でした。
死んでしまった恋人が、彼女の身を案じて霊媒師の体を通じて彼女と触れ合うシーンがあります。背景でかかっていたUnchained Melody(→iTMS)とも相まって大変に印象深い場面。うん、本当に泣けた記憶が…。
もし、自分の家族、または自分自身が死んでしまった時にこの技術が何かの救いになってくれることがあればいいですね…。所詮は文字通りの"幻"でしかないのは分かってはいても、それでもすがりたいことはあるように思えるんですよ。
技術は使われてこそ、ですからね。
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Comments
例え幻でもいい、そんな想いはきっと多くあるものなのかもしれませんね。科学が進歩したその後は、心の領域にも入っていくなんてことを想像してみたりも、、、^^;
もしこんな技術が普及したりしたら、、、現実感が稀薄になってしまうのでしょうね^^;
どこまで進むのか、、、とても興味あります。
Posted by: ★TAK | 2005.12.25 09:16 PM
触ってる側が男性だったら、明らかにあやしい写真ですね。悪用しか思いつかない(^_^)
人形に対しても同意を得ずに変なことしたら、逮捕されるんでしょうか?
有名人はみんな高額でデータを売って、蝋人形館みたいなのに並べられちゃったりするんでしょうか。
残るは魂のデータ化ですか…
Posted by: みやりん1966 | 2005.12.25 11:43 PM
>★TAK様
インターネットの普及で距離感が非現実的になってきた事もありますから、ヒトの存在感自身も曖昧なことになる可能性もありますよね。
これが実は人類の探し求めていた「不老不死」なのでしょうか。
>みやりん様
そうなんですよ、記事を書いた側の苦労が忍ばれますよね(笑)。
でも、なんだか本当に映画にあるような人間のデータ化という時代が加速してきそうですよね。そこに触感まで加わると…。
ひょっとしたらア○メのキャラクターと本当に日がな一日"触れ合っている"方々を目の当たりにする時が来るのかもしれません(苦笑)。
Posted by: Solid Inspiration | 2005.12.26 12:03 AM