廉価なiPod用ビデオ録画システム
iPod Videoの登場により、にわかに注目が集まっている携帯動画機器への動画録画環境。これまでは、DVDで保存することを考慮に入れたMPEG2形式がスタンダードでしたが、MPEG4やH.264形式に注目が集まっています。でも、現状では皆さん、パソコンで一生懸命動画を変換する作業が伴っているというのが実情。

私はまだ持っていないんですけれどもね(笑)
さて…
先日、CloseBox & OpenPod 様にて公開された下記の記事はとても注目すべきものとなりました。
安上がりなiPodビデオ録画システムを試してみた
PSP専用録画装置で録った番組をビデオiPodで観る
これは、ハードウェアベースでiPod Video用の動画を録画する環境として、ハギワラシスコムのEASY RECORDER for Memory Stick DUOを試したレポート。結果はOKだったようです。この機器はメモリースティックにMPEG4形式の録画を行なうデバイスで、本来はPSP用として発売されているものです。

価格:9,980円
このデバイス、タイマーがないため別途ビデオデッキとのタイマーと連動させる必要がありますし(おかげで廉価なのでしょう)、動画形式はH.264でなくMPEG4ではありますが、俄然脚光を浴びるハードとなりました。
本音を言えば
さらに
と、こんな機械が出て欲しいものですよね(笑)。ネットワーク機能に強いハードディスクレコーダを出している東芝に期待したいところですが、国内メーカは少々及び腰になるかな?でも、iPodの販売台数から創出される需要を考えると、むざむざと指をくわえているわけにもいかないでしょうに…。
おまけに、iPodの動画形式とVideo Castの仕組みそのものはオープンなわけですから、iTunes以外のソフトを使用して自社携帯動画機器とシンクロさせれば今度こそチャンスが!?
でも、もしこんな録画デバイスが家庭内LANでのみ同期可能という制限を外したら、個人で簡単に日本のテレビのビデオ・オン・デマンドサービスを世界に発信できてしまうことになりますね(苦笑)。
#そうなってほしいと願っている人のほうが多いのでは
デバイス一つで、テレビ局どころかそれを買収しようとしている楽天やLive Doorといったネット企業の戦略、ひょっとすると今後の地上波デジタルの著作権管理システムすら吹っ飛ぶかもしれませんよ。
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