日本テレビによるネット配信
共同通信のニュースより
日本テレビ放送網は28日未明、民放キー局初の本格的なインターネット有料映像配信サービス「第2日本テレビ」を開局。日テレが過去に放送した番組やニュース映像などを提供、100万人の会員獲得を目指す。
日テレのホームページから「映像コンテンツ(情報の内容)の商店街」と位置付ける第2日本テレビのサイト画面に入り、無料の会員登録を行う。映像コンテンツは「喜怒哀楽」という4つの感情で分類され、視聴者はその時の気分で好みの番組を選ぶ仕組みだ。
リンク:日本テレビ ※音が出ます
※Flashが重すぎてちょっとヒドいページですね(苦笑)
通常番組ではなく、オリジナルコンテンツでまずは様子見でしょうかね。昨今のネット企業による放送局買収騒動への対抗措置にも思えます。
番組配信には複雑な権利関係の調整などまだまだ課題は多いと言われていますが、一つの試金石として注目しています。
現時点で放送準備中のストリーミングはMacでもWindowsMediaPlayer上で見られました。ただ、無料で配信するならば、番組紹介(理想を言えば番組そのもの)をVideocastで配信するといった展開も欲しいところですね。テレビ局は"コンテンツをユーザの手元に残させる"、ということを極端に嫌いますが、時間に関係なくiPodで見られることによる配信普及の機会も狙うべきなのではないでしょうか。
※10/28朝追記
Macではブラウザチェックではじかれますね(苦笑)
動画配信では蚊帳の外…
"電波"という既得権益で守られてきたテレビ局も、ことネットという舞台においては様々な新興勢力と戦うことになります。自分たちが下請けで使っている制作会社が、イニシアティブをとってしまう可能性は十分にあるのです。
放送から配信へ、「マスコミュニケーション」はどんどんその姿を縮めて…。
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Comments
三木谷さん、二番煎じで嫌いです。
で、Solidさーん、このような『配信』は、どの世代までに有効だと思いますか?私たちもこの間そのような話をしていたのですが、例えばテレビは置いてなく、パソコン一台で事足りちゃう若者をある番組で取り上げていたのですが、私たちも微妙な年代で、「テレビはやっぱりねっころがって見たいなぁ」ってことで、机に向かって小さな画面を見つづけることに違和感を感じました。
若い世代をターゲットにすれば、今後はもっとこういったサービスは向上していくのでしょうね。なんか置いてけぼりになるかもしれません。がんばってついていかなきゃ!
Posted by: コングBA | 2005.10.28 07:09 AM
私はすでに置いてけぼりです・・・
でも
やっばりTVはTVだと思うなーー
なかなかPCだけで事足りる生活って
まだ 無理かと思うけど。。。
どうかなー
Posted by: 冬薔薇 | 2005.10.28 07:15 PM
>コングBA様、冬薔薇様
お二人宛になってしまって恐縮です
テレビは「(時間や空間を)複数で共有して観る」メディアで、動画配信はもっと狭い個人的なものだと思います。そう考えると、「身近な他人と話が合わないことを気にしない」というのが一つのボーダーラインではないでしょうか。根拠はないんですが個人的に「よく人と集まって飲むのが好き」かどうかで見分けられるように思えます。
#我々の世代から下は、あまり大勢で飲むということをしないような印象です
動画配信を楽しむ人たちは、見たいものをすぐに消化できる、そういったことに価値を見いだす"刹那的な情報消費者"なんです。ですから、たとえそういった人たちが主流になったとしても、そうでない人たちが疎外感を感じることはないように思えます。向かう道がそもそも違いますから…。
むしろ、私はネットがなければ相当孤独感を感じるのだろうなぁと心配です(苦笑)。
Posted by: Solid Inspiration | 2005.10.28 08:25 PM
なるほど!
刹那的というのは今の世代にはぴったりかもしれません。
Solidさんの返答に安心しました!
私たちのキーワードは「ほどほどに楽しむ」、これに限ります!
Posted by: コングBA | 2005.10.28 09:58 PM
このエントリーの前後で
その話題を取り上げていた番組がありましたが
1メートルの世界か3メートルの世界かがPCとTVの違いで
その世界に対してのそれぞれの配信または提供は おのずから目的・利用が違ってくると・・・
そんなところでしょうか・・・
Posted by: 冬薔薇 | 2005.10.29 11:22 PM