「Keynote」がプレゼンソフト?その認識は間違いだ
Appleのスティーブ・ジョブズCEOが自身のプレゼンのために作ったというプレゼンテーションソフト「Keynote」。
その直感的な操作性や美しいエフェクトは評価が高いのですが、職場ではなく家で楽しむ方が似合っているMac。ジョブズに魅了されて、つい買っては見たものの、
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う、Macでプレゼンをすることがない…
と我にかえってしまった人はいませんか(笑)?
でも、せっかくのMacのソフト。何もプレゼン用と決めつけることはありません。実はムービー素材を作るには、なかなかの優れもの。
昨年、自分の結婚式で二人の子供時代からの写真を使ったスライドショーをiMovieで作りました。おかげさまで評判が良かったらしく、奥さんの親友の方が先日挙げた結婚式でもスライドショーを作ることになり、喜んでいただけました。
#人の幸せに役立つのは何よりですね
自分の時は、iMovieだけで試行錯誤しながら作成したのですが、今回は新郎新婦に「子供時代の写真を二人並べて較べるというのはできませんか?」と頼まれ、少々悩みました。
iPhotoに写真さえ入れておけば、iMovieからそれらを自由に呼び出して、写真に"動き"・"テロップ"・"音楽"を加えることで簡単にスライドショーができます。
ただ、写真の動かし方そのものは寄ったり引いたりというものでしかない(それだけでも写真の表現力が激変しますが)ですし、1画面で使える写真は1枚だけです。
そこで思いついたのがKeynote。
プレゼンソフトだけあって、写真や文字のレイアウトは自由自在。また、作成したプレゼンをムービーとして書き出すこともできます。
#制限はありますがFlashでも書き出せます
Keynoteでしか作成できない部分だけをムービーとして書き出し、iMovieにドラッグアンドドロップ。それだけで、一つの素材として使うことができました。
百聞は一見にしかず。iMovieだけでは作れないなぁと思うムービーをKeynoteで簡単に用意してみました。
ニースの旅行時の写真を使いました
あくまでKeynoteで作成したものは細かい素材として位置づけ、iMovie上の写真と混ぜ合わせるのがコツ。
Keynoteだけでそういったスライドショーを作るという手もあるのですが、私の場合、バックで流す音楽のタイミングなどもある程度合わせたいですし、最終的にDVDにして会場に渡します。iMovieをメインに据えた方がいいと思います。
いかがでしょうか。ちょっとブログのネタに困った時、撮り置いた写真を使ってちょっとしたムービーをアップするというのもアリですよね(笑)。というか、私はそういうのも見たいです。
さて…
今回のブログは少々刺激的なタイトルですが、由来は少し前に話題になったこちら…。
この期に及んでまだそう吠える
音楽業界の問題児
ソニー・ミュージック・エンターテイメントの秦CE
そのインタビューからインスパイア(笑)
(週刊東洋経済:2005/10/08号)
もう、いい加減にこのヒトなんとかしてください…
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Comments
義妹に結婚式のイメージビデオを頼まれて、おまけとしてつくった新居案内にGoogle Mapを用いたのだけれど、同じようなことを考えている人がいてビックリしますた。アレ、使えますよね〜。
ところでKeynoteかQuickTimeに書き出す時、設定とかどうしています? Motion JPEGとかがテキストがわりかしクッキリして、おいらは好きなのだけれども。
Posted by: おいら | 2005.10.31 02:46 PM
>おいら様
コメントありがとうございます。
実はこれ、Google MapではなくGoogle Earthの動画なんです。
http://earth.google.com/
まだWindows用しかなく、仕方なくWindowsマシンからビデオ経由で録画したものをエンコードしました…。Google Earthのサテライト写真はGoogle Mapsよりももっと寄れるんです。あぁ、早くMac版も出してほしい…。
前回Keynoteから出力した時は、Sorenson3だったと思います。iMovieで使うことを考えればDV形式でよかったのかもしれません。
今回のエントリーにアップしたものはKeynoteのデフォルト設定から「小」を選んで書き出したものです。CodecはSorenson3なんですが、サイズ小さいですね。500k少々しかないんですよ。
Posted by: Solid Inspiration | 2005.10.31 08:26 PM