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2005.10.31

ないもんですねぇ…

 いや、大したネタでないのでご容赦を。ご存知の方がいらしたらお教えいただきたいです。

 自宅で使っているApple Cinema Display。明るく広いディスプレイで重宝しているのですが、ちょっと疑問に思ったことが。

 こんな製品ってないんですかね?

  • 地上波デジタルTVチューナ内蔵のアップスキャンコンバータ
  • DVI入力端子付き、DVI出力可能

 こういうのがあれば、Cinema Displayが地上波デジタルテレビとしても兼用できるんですけれども…。

 DVI接続可能でアナログテレビチューナ内蔵のアップスキャンコンバータというのは存在していたようなんです。ただ、現在は製造中止。
デジタルSmartTV(アルファデータ)

 またこちらはハイビジョンチューナのコンポーネント出力が入力できるアップスキャンコンバータなのですが出力は残念ながらアナログRGB
LDC-RGB2(ロジテック)

 チューナは非搭載ですが、年末もしくは来年頭に出ると言われているこの製品にはちょっと興味があります。
XRGB-3(マイコンソフト)

 コピーワンスだとかいろいろあるので、こういった製品って難しいんですかね。うーん…。

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2005.10.30

「Keynote」がプレゼンソフト?その認識は間違いだ


 Appleのスティーブ・ジョブズCEOが自身のプレゼンのために作ったというプレゼンテーションソフト「Keynote」。





Keynote Icon





 その直感的な操作性や美しいエフェクトは評価が高いのですが、職場ではなく家で楽しむ方が似合っているMac。ジョブズに魅了されて、つい買っては見たものの、





_| ̄|○


う、Macでプレゼンをすることがない…





と我にかえってしまった人はいませんか(笑)?



 でも、せっかくのMacのソフト。何もプレゼン用と決めつけることはありません。実はムービー素材を作るには、なかなかの優れもの。



 昨年、自分の結婚式で二人の子供時代からの写真を使ったスライドショーをiMovieで作りました。おかげさまで評判が良かったらしく、奥さんの親友の方が先日挙げた結婚式でもスライドショーを作ることになり、喜んでいただけました。

#人の幸せに役立つのは何よりですね


 自分の時は、iMovieだけで試行錯誤しながら作成したのですが、今回は新郎新婦に「子供時代の写真を二人並べて較べるというのはできませんか?」と頼まれ、少々悩みました。


 iPhotoに写真さえ入れておけば、iMovieからそれらを自由に呼び出して、写真に"動き"・"テロップ"・"音楽"を加えることで簡単にスライドショーができます。


 ただ、写真の動かし方そのものは寄ったり引いたりというものでしかない(それだけでも写真の表現力が激変しますが)ですし、1画面で使える写真は1枚だけです。




そこで思いついたのがKeynote。




 プレゼンソフトだけあって、写真や文字のレイアウトは自由自在。また、作成したプレゼンをムービーとして書き出すこともできます。

#制限はありますがFlashでも書き出せます


 Keynoteでしか作成できない部分だけをムービーとして書き出し、iMovieにドラッグアンドドロップ。それだけで、一つの素材として使うことができました。


 百聞は一見にしかず。iMovieだけでは作れないなぁと思うムービーをKeynoteで簡単に用意してみました。






















ニースの旅行時の写真を使いました





 あくまでKeynoteで作成したものは細かい素材として位置づけ、iMovie上の写真と混ぜ合わせるのがコツ。


 Keynoteだけでそういったスライドショーを作るという手もあるのですが、私の場合、バックで流す音楽のタイミングなどもある程度合わせたいですし、最終的にDVDにして会場に渡します。iMovieをメインに据えた方がいいと思います。


 いかがでしょうか。ちょっとブログのネタに困った時、撮り置いた写真を使ってちょっとしたムービーをアップするというのもアリですよね(笑)。というか、私はそういうのも見たいです。





さて…






 今回のブログは少々刺激的なタイトルですが、由来は少し前に話題になったこちら…。





100 0299-1


この期に及んでまだそう吠える


音楽業界の問題児


ソニー・ミュージック・エンターテイメントの秦CE

そのインタビューからインスパイア(笑)

(週刊東洋経済:2005/10/08号)




もう、いい加減にこのヒトなんとかしてください…

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2005.10.29

超高級オーディオとiPod

 連載が始まってからずっと、興味深く読んできた企画があります。それは、


iPodの音を超高級オーディオで聴いたらその実力はいかばかりか?





というもの。「おいおい、携帯オーディオ機器に音質を求めるなよ(笑)」とは思いますが、結果は大変気になりますよね。そのため、ある程度記事が完結に近づいてから紹介しようとずっと待っていたんです。

記事はこちら

2000万円の超高級オーディオにiPodが挑戦 “iPod VS JBL&Mark Levinson”

 結果については、記事を読まれる方のために伏せておきますが面白いですよ。

 高級オーディオは憧れですよね…。それにしても2000万円のシステムって…、男の浪漫…。

 ぜひ、異次元空間の闘いをお読みください。必見です(笑)。

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2005.10.28

日本テレビによるネット配信

 共同通信のニュースより

「第2日本テレビ」開局 キー局初の本格ネット配信

 日本テレビ放送網は28日未明、民放キー局初の本格的なインターネット有料映像配信サービス「第2日本テレビ」を開局。日テレが過去に放送した番組やニュース映像などを提供、100万人の会員獲得を目指す。
 日テレのホームページから「映像コンテンツ(情報の内容)の商店街」と位置付ける第2日本テレビのサイト画面に入り、無料の会員登録を行う。映像コンテンツは「喜怒哀楽」という4つの感情で分類され、視聴者はその時の気分で好みの番組を選ぶ仕組みだ。

リンク:日本テレビ ※音が出ます
※Flashが重すぎてちょっとヒドいページですね(苦笑)

 通常番組ではなく、オリジナルコンテンツでまずは様子見でしょうかね。昨今のネット企業による放送局買収騒動への対抗措置にも思えます。

 番組配信には複雑な権利関係の調整などまだまだ課題は多いと言われていますが、一つの試金石として注目しています。

 現時点で放送準備中のストリーミングはMacでもWindowsMediaPlayer上で見られました。ただ、無料で配信するならば、番組紹介(理想を言えば番組そのもの)をVideocastで配信するといった展開も欲しいところですね。テレビ局は"コンテンツをユーザの手元に残させる"、ということを極端に嫌いますが、時間に関係なくiPodで見られることによる配信普及の機会も狙うべきなのではないでしょうか。
※10/28朝追記
 Macではブラウザチェックではじかれますね(苦笑)
 動画配信では蚊帳の外…

 "電波"という既得権益で守られてきたテレビ局も、ことネットという舞台においては様々な新興勢力と戦うことになります。自分たちが下請けで使っている制作会社が、イニシアティブをとってしまう可能性は十分にあるのです。

 放送から配信へ、「マスコミュニケーション」はどんどんその姿を縮めて…。

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2005.10.27

リーダー

 ロッテ、4連勝で優勝しましたね。日本シリーズをテレビで見たのは何年ぶりかですが(胴上げの瞬間までは観ていませんでしたけれども)、バレンタイン監督の手腕はさすがということでしょう。

 リーダー一人でV字回復、経済・スポーツ共にそういったリーダーを研究する報道が多く出ています。名前が浮かぶのは、日産のゴーン氏、阪神の星野氏、鹿島時代のジーコ氏、もちろんAppleのジョブズ氏に、今回のロッテのバレンタイン監督…。あれ、日本人はやっぱり少ないかな…。

 並べてみると、自分にも他人にも厳しく、データの読解力に長けていて、信念を分かりやすく周囲に徹底できている人、という共通点が見て取れます。ただ、バレンタイン監督はちょっと違いますよね。他の人たちに較べればもっと優しいというか、組織のあり方が日本的というか…。

 人に尊敬されるには、自分の言ったことが他人にとって100%の正解である必要があります。これは、普段の人間関係(親子もそうです)にもあてはまること。

 深く考えさせられるひとときでした。

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2005.10.26

iTunesというポータル

 既報ですが、読売新聞がPodcastによる音声ニュース配信を始めたことが話題となっています。

読売ニュースポッドキャスト

 ニュース番組のポッドキャストにはライブドアニュースなどが既にありましたが、大手新聞社が行なうポッドキャストということで反響も大きいようですね。

 私も早速登録しました。10/25分は約21分とボリュームのある内容。
#読売の社説は嫌いなので省いてほしいですけれども…(笑)
※10/26朝追記
 配信記事内容を聴いていると、"消費税率引き上げ"、"定率減税廃止は当然"という社説、"諮問機関の女性天皇制容認"など、まるで政府広報紙(苦笑)。新聞社の配信なのにニュースになっていない。
 Podcastを積極的に使うネットユーザのニーズに全く合っていない内容でダメですね…。

 さて、登録サイトを見てハッとしたのが右上の部分




yomi_cast




 聴くためのソフトとして、はっきりとiTunesと書かれているんですね。単純に音声を聴くだけであればソフトはあまり関係ないのですが、ポッドキャスト対応ソフトとしてだけでなくプレーヤソフトとしてのiTunesの浸透力はやはり高いのでしょうか。
#もはや対抗馬はいないように思われます

 CDやオンライン販売の曲といった「大衆に向けた音楽」だけでなく、インターネットラジオ・Podcastといった「個人に向けた放送」も内包し、先日ついに動画配信まで飲み込んだiTunes。

 気がつけば、「生活の中で楽しむ」コンテンツの窓口としてここまで大きな存在となってきたんですね…。

 Windows Media Playerも機能としてはそんなに劣るわけではないのですが、単なる「再生プレーヤ」以上のことまでは考えが及ばなかったということなのでしょうか。

 そう考えてみると、iTunesそのものをハードウェアとして具現化したものが最強のコンテンツ再生機器ということになります。

 iPodに欠けている最後のピース、それはやはり「通信」でしょうか。

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2005.10.25

寝ます

 会社で奥さん、上司とケンカしたらしいです(笑)。

 ちょっと、お酒につき合ってきます。

 そんなこともありますよね。って、私のブログには仕事の話がほとんど出ないんですけれどもね(笑)。

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2005.10.24

大道芸

 今日は近所で大道芸のフェスティバルがありました。

 奥さんは数日前から大変に楽しみにしていたようで、昨晩はまるで遠足前日の子供のよう(笑)。

 私も楽しみだったのが中国雑技団。30分程度の演目でしたが、バランス感覚に富んだ技を繰り出して私たちを楽しませてくれました。




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ビルの2階以上まで積み上げたイスの上でのこの技




 この街に引っ越してきてもうすぐ1年ほどになりますが、いろいろ楽しいですね。二人とも気に入っています。

 ただ、ピッキングが多い地域でもあるので防犯には気を使いますが…(苦笑)。

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2005.10.23

Four-Letter-Word from Japan


 東京は本当に久しぶりの晴天です。窓の外にあふれる空の青さがなんだかとても気持ちいいですね。


 さて、Newsweek誌(2005/10/26版)を買いました。




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 先日のVideo iPodはNewsweekにとっても相当の関心事となったようで、2ページに渡って取り上げられています。音楽配信で圧倒的な成功を収めたAppleが動画配信にまで乗り出したことによって、この分野でも勝利を収める可能性が高いだろうと指摘。リモコンを備えた新iMac G5が、家庭向けエンターテイメント分野への最初の一手かもしれないとも。




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 個人的には、今回のiPodに関するMac・iPod関連コミュニティの方々の様々な考察に感心させらることとなりました。Newsweek誌よりも深い洞察と想像力に富んでいたかも(笑)。ただ、Newsweek誌の文面からも、今回のiPod発表から受ける将来の楽しみへの興奮が伝わってきます。気持ちは同じなんでしょうね(笑)。


 さて…


 実は同じ誌面には、とても対照的な記事が載っているんです。


 SONYのCEOであるハワード・ストリンガー氏に行なったインタビュー記事なんですが、インタビューを行なった記者の失望と怒りが伝わってくるんですよね。




100 0269




 まず、ソニーの現状を考えれば、先日発表された1万人規模のリストラや組織改革は驚きに値しないとした上で、その商品戦略に対して厳しい指摘を向けています。


ソニーは相変わらず、メモリースティックのようにマイナーな独自技術にこだわり、音楽・映画の著作権保護を重視している。このしがらみのせいで、ヒットしそうな素晴らしいエレクトロニクス商品でも、利便性が損なわれてほとんど無用の長物になっている。



 当たり前のことなんですが、これ、意外と日本のマスコミで語られることって少ないんですよ。


 そしてその後のストリンガー氏の発言に、どうやら記者さんかなりカチンと来たようなんです。そのまま引用することは避けますが、だいたい下記のような感じ。


 ソニーは映画・音楽コンテンツを消費者の利便性に叶う形で提供すれば、大きな支持を受けるはずだ。だがストリンガー氏はその真逆を行こうとしている。なんと正規の音楽配信(※iTMSのこと)の値上げを考えているのだ。

 Appleのジョブズが、一部のレコード会社のそういった姿勢を「貪欲すぎる」と批判したにもかかわらず、彼は「レコード会社の儲けなどより、iPodでAppleが設けている金額のほうが遥かに大きい」と主張する。実際にはAppleがiTMSで配信する1曲あたりの金額のほとんどはレコード会社に入っているにもかかわらずにだ。

 ウォークマンを作るソニーがiPodの売上の分け前を自分たちによこせとでも言うのだろうか。ちなみに、ストリンガー氏は(※情けないウォークマンの商品群で)iPodとの競争をあきらめていないそうだ。


 途中の※は私が入れた「注釈」ですが、記者さんの怒りや皮肉が伝わったでしょうか。


 え、私ですか?


 そりゃ、わざわざ赤字を入れているくらいですから、察してください(苦笑)。


 今や…


日本発の

Four-Letter-WordとなったSONY




 厳しすぎる指摘だと思うでしょうか…?

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2005.10.21

嬉しい悲鳴…


 本日未明に、PowerMacやPowerBookがマイナーチェンジされましたが、国内ではこの発表に尽きると言っても過言ではないでしょう。

※Macメインのサイトなのに吹っ飛びました(苦笑)


ウィルコム、VGA液晶のWindows Mobile端末を投入──W-SIM対応の「W-ZERO3」





W03 01

PHS電話として

W-ZERO3オフィシャルサイトより



W03 03

裏側からスライドするキーボード付きのPDAとして





 定額でデータ通信のできるPHSのみにとどまらず、無線LAN内蔵や、タッチパネル液晶、130万画素のデジタルカメラまで内蔵しているという、日本ではこれまでなかなかお目にかかれなかった"本物の"スマートフォンです。なんとWordもExcelも開けるどころか編集できますし、PDFも見られるんです。


 ウィルコム(前のDDIポケットがKDDIグループから売却されて改名)に変わってからは本当にアグレッシブな展開が続いています…。正直、舌を巻きました(笑)。


 8年来のPHSユーザである私ですが、昨年の機種変更で京セラの通称"京ぽん"にしてからは、通勤の電車内で簡単なニュースを読むのに重宝しています。


 その満足感と不足気味だった部分の改善(Bluetoothを内蔵したことでPowerBookと無線でモデム代わりに使える)から、先日発表された"京ぽん2"への機種変更は既定路線のつもりでいました。




Kyopon2 01

素晴らしい進化を遂げたことは確か




 しかし…、これを見て踏みとどまれる漢(おとこ)がいようか!(反語)


 PDAとして見た場合、OSがWindows Moblie5.0なんですよね。Macとの同期については、The Missing Sync for Windows Mobileというソフトに期待したいところですが、オフィシャルサイトを見る限りではWindows Moblie5.0へのまだ未対応だと書いてあります。一応、今後の無償アップデートが予定されているようですね。日本語周りの部分も考えるとちゃんと使えるようになるのはもう少しかかるかもしれませんが…。

#私は特に同期しなくても困らないので気になりませんケド


 購入したら、我が家で初めてのMicrosoftのOS製品になるかもしれません(笑)。


 こういった製品がAppleから出てくれれば…と思っているMacユーザは多いはず。ウィルコムの超小型端末カード(W-SIM)の協賛企業にはAppleも名前を連ねているので、わずかな期待を持っていたいですね。


 それにしても、ここまでくるとノートパソコンの必要性がだいぶ下がります…。家電店にメールとインターネットがしたいからと言ってパソコンを買いにくる層は、これだけで済んでしまうのでは…。


 パソコン使って何をしますか?ということがあらためて問われそうですね。

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2005.10.20

地盤を知る

 今日の夜、関東地方で地震がありました。私はたまたま会社近くのコンビニに立ち寄っていたところだったのですが、立っていても地震に気づいたほど。酒類のビンが揺れて立てる音に正直焦りました。揺れ、長かったですよね。

 タイムリーなことに内閣府が表層地盤のゆれやすさ全国マップというものを公開しています。

 ざっと東京都の状況を見てみると




hyoso_01
東京は臨海部ほど揺れますね





 職場のある場所は揺れやすいところだということをあらためて認識させられました…。

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2005.10.18

もうちょっと盛り上がれば…

 今日は千葉へ一日中出張でした。

 千葉と言えば、昨日、千葉ロッテマリーンズが31年ぶりに優勝。たまたまその瞬間は自宅のテレビで見ました。前身のロッテオリオンズと言えばガラガラの川崎球場という記憶があるだけに(行ったことはありませんが)、感慨深いものがあります。

 千葉駅に降り立って、ふと視線に入った千葉そごう(大きいですよね)の垂れ幕。






「声援ありがとうセール」






…(汗)。



…マテ!





間違いなく負けても使えるように用意していたでショ!






 せっかくの優勝なんだから、もっと熱いセールの言葉で煽ってほしいところですよね(苦笑)。
#頑張れ千葉





 そうそう、手前味噌ですが18日未明に200,000アクセスを突破したようです。最初の100,000は1年かかりましたが、今回は3ヶ月と少しでした。

 ご愛読に心から感謝いたします。今後ともよろしくお願いいたします。

#キリ番を踏まれたという報告がないのが少々寂しいです…(笑)

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Special Eventから読み解く一つの新製品


 先日のトラックバックいただいたウラ漢汁 様の「次の時代へ。(マツケンサンバ含む)」に、まずはトラックバックです。


 私がまだ書き及ばなかった部分をものの見事にご指摘なさっており、その慧眼には本当に頭が下がります。お読みになった上で、本エントリーにおつき合いいただければ幸いです。




 iMac G5についてはまだボンヤリとしたイメージしか浮かばず、なかなか書けずにいるので、今日はちょっと違う側面から先日の発表で気になったことを書きます。


 新しく発表されたiPodとiMac G5。私はこんな共通点を感じています。それは







FireWireとの決別




 Appleの発表では一言も語られていないのですが、製品からはその意図を感じるのです。




 iPodシリーズは当初Mac向けだったこともあり、充電・同期はFireWire経由のみでした。それが、Windowsへの展開とともにUSB2.0も併用されるようになり、とうとう先日のiPod nanoからはFireWireでは同期ができないようになってしまいました。FireWireはMacに馴染みの深い規格だっただけに、私もショックです。


 iMac G5のどこがFireWireとの決別なのかと思われるかもしれませんが、本体のディスプレイ上部にカメラが内蔵されたということは、Apple純正のFireWire周辺機器のもう一つの雄だった"iSight"が不要になるということです。




Isight 01

私、今年買ったんですケド…(笑)




 これにより、現在MacにつながっているApple純正のFireWire周辺機器が消えることになります。今はまだiMacだけですが、この流れが意図的なものであるならばPowerBook・iBookのみならず、Cinema Displayに埋め込まれることも十分に想像できます。なお、Appleは今年の9月、「Camera latch」という名前でノートブックのラッチ部分に仕込んだカメラの特許を取得しています。


Camera Latch01

特許のイメージはこちら





 そうは言っても、MacのFireWireはDVカメラとの接続には欠かせません。今回、iPodがVideoに対応したことによって個人の手によるVideo Castもコンテンツの一つとして大きく花開く可能性は私も強く期待するところです。

#このあたりは先述のウラ漢汁様に詳しいですね


 そこで、ふと私の思考が止まったんです。







そこでAppleが

録画用のデバイスを作る方が

自然なのでは?







 考えてみれば、DVカメラは小型化が進んだとはいえ、まだまだ持ち歩くには少々大きいですし、何よりもメディアがテープです。身の回りの家電AV製品で最後に残ったテープなんですよね。


 テープの最大の欠点は撮影した映像を取込む時に、撮影時間と同じ時間がかかってしまうこと。そんな現状にAppleは満足するのでしょうか?


 片手ですぐに取り出して撮影でき、帰ってからMacに接続すると自動的にiMovieが起動。iMovieのサムネイルから使用する動画を選んで取込み、iMovieで編集。メニューの「共有」から"Video Castとして公開"を選ぶと.Macに自動的にアップされる…。


 この流れ、Macユーザであれば、ごく自然な流れではないでしょうか。


 その時に接続されるケーブルがFireWireではなくUSB2.0になるのでしょう。Windowsでも使えることを視野に入れるためのか、来年のIntel Macへの布石なのかは分かりませんが、Appleはとにかく周辺機器としてのFireWireを外しにかかっていることは間違いないように思えてなりません。FireWireはHDビデオカメラとの接続用としてはまだ残っていくだろうと思いますが、上記のカメラがあれば普段使いのカメラの流れが変わる可能性があります。


 現実に、東芝からは「gigashot」という上記のイメージに近い製品が出ています。


Gigashot 01

残念ながらMac非対応




 来年の頭にはiLifeシリーズも更新されるでしょう。その時が、一つの試金石になるのではないでしょうか…。


 もちろん、勝手な予想ですので…(笑)。

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2005.10.16

結婚記念日

 このブログを始めた頃はウェディングドレス選びに奔走していたものでした(笑)。直前のドレスの差し替えなど、本当に大変だったものです…。

 いろいろな方のご祝福をいただき挙げることのできた結婚式から本日でちょうど1年となりました。今日は、式の会場となったホテルでシャンパンをいただきゆっくりと泊まってくる予定です。

 二人で積み上げていく一日が、より暖かい日差しに満ちたものであることを願って…。




F97C0EB5695511D9
日々あなたにありがとう




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2005.10.15

iPodの"さや(pod)"は何を蒔くのか


 昨日の記事に続けて、今日は新しく発表されたiPodについて考察(妄想?)してみたいと思います。


 写真を見ると、前モデルよりも横幅が大きくなってしまっているように見えますが、実は高さも幅もこれまでのiPod photoモデルと変わらないんですよね(103.5mmx61.8mm)。あの大きさの筐体は動画再生には小さすぎるだろうと思っていたので素直に驚きです。


ipod_video01




 今回の発表、 iPodだけに絞ればその最大の意義は「普及が約束されているH.264動画再生機器」です。


 音楽再生機としてのiPodの人気は言うまでもありません。前4半期(3ヶ月)では世界で640万台以上が販売されたそうです。その売れ行きは当分揺らぐことがないでしょう。つまり、手軽に動画を見てくれる可能性を持った人がその勢いで増えることになるのです。


 映像コンテンツを持っている側からすれば、これこそチャンスの種を蒔いてくれる機器なのではないでしょうか。


 私は、このiPodの発表を受けて3つの業種の今後に興味を持っています。





1. デジタルテレビ放送陣営

 既に屋外の携帯デジタルテレビ放送としてモバHO!が始まっていることをご存知の方はいらっしゃるでしょうか。放送当初はMPEG4形式だったそうですが、来月あたりから動画のフォーマットがH.264に徐々に移行するようです。また、現在「地上波デジタル」として知られている現行テレビの携帯機器向けデジタル放送である「ワンセグ」もH.264形式で放送されます。

 ここからは私の妄想に過ぎないのですが(笑)、両陣営とも今回のiPodには大きく注目しているはずです。どうやって放送対応機器を普及させようかと頭を悩ませているところに、その受け皿に(ひょっとしたら)なりうる機器が圧倒的な売れ行きを約束された状態で現れたわけですからね。

 iPodの下部にあるDock端子に接続するチューナーの開発に成功すれば、大きなチャンスになると思いませんか? iPodにはFM放送を聴けるiFMという接続機器が存在(日本では11月発売予定だったようですが…)していたり、Dock端子からデジカメのデータを取込む機器もあったりすることですし、全く可能性がないとは思えないです…。





2. テレビキャプチャハードウェア製造メーカ

 当然、需要として「録画しておいたテレビ番組をiPodで見たい」というニーズも考えられます。日本ではテレビ機能を内蔵したWindowsマシンが数多くリリースされていますが、録画時のフォーマットにH.264も検討に入れるメーカも増えることでしょう。

 注意点は、iPodに移すためにはパソコン本体にその動画のファイルがないとならないので、PSP対応録画機器のように「メモリースティックに録画しておいてくれる」という専用機ではパソコンへファイル移動するという手間がかかることになります。ホントは、専用機で録画してiPodで持ち歩ければいいんですけれどもね。





3. 放送局

 今回、Steve Jobsが最後にとっておきの発表をする時に使うフレーズ"one more thing"として挙げたのが放送した番組をiTunesで翌日に買えるというTV Show。アメリカのABC放送における人気ドラマに限られているようですが、これは放送関係者には衝撃の走る発表だったのではないでしょうか。

 現在、地上波放送番組を録画機器でiPodに移した場合は、放送局には1円も入りませんが、放送後の番組をiTunesで配信してしまえば、CM以外からも収入が得られる可能性が出てきます。

 試しにアメリカのiTMSからTV Showの番組を1話購入してみました。22分半の番組でしたが、ダウンロードは2分ほどで終了




Tv Show01

コメディっぽいThe Suite Life of Zack & Codyにしました




 残念ながらところどころしか英語は分からないのですが(号泣)、ハッキリ言って私はパソコンでこれを楽しむ分にも十分な画質という印象を受けました。

#小さな画面用だとバカにしていられませんよ、ホントに


 1話あたり1.99$は、結構手頃な値段ですね。音楽2曲分で24分近く動画を楽しめると思ったら…、おぉ、かなり得。


 語学講座、バラエティ、ドラマ、放送局にとってチャンスとなるコンテンツはいくらでもあると思います。


 今回のiPodの発表は、映像を作れる人に大きなチャンスを与えることになりました。


 Appleは慎重な姿勢ですが、映像業界にとってかなり大きな転換になると私は感じています。

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2005.10.13

林檎型の"オセロの駒"

 なかなか時間が取れないので、個々の製品評価については後日へ分けようと思います。本日未明の発表を受けて感じたことを。

アップル、ビデオiPodと新型iMacを発表--動画配信に進出(CNET)

 先日のiPod nanoの発表時、白というイメージが強かったiPodシリーズに新しく黒のカラーを追加した時は、その精悍で美しいカラーバリエーション追加をただ喜んでいたものでした。


ipod_video01
今回新しく発表されたVideo対応のiPodにも用意されています。




 ところが、昨晩のAppleの発表を眺めると、私には白で埋め尽くされていたオセロの盤が黒くひっくり返されていく様が浮かぶのです。これは単なる新製品の発表ではありません。「これまで(表向き)強く否定していたことへの転換」、これに尽きます。
#そういう意味でカラーバリエーションの白・黒は示唆に富んでいるように思えます

 「MacがIntelチップ採用へ」、思えばこの時はあまりにも大きな歴史的転換に文字通り突っ伏しましたが(苦笑)、それ以降のAppleの発表を並べてみます。


MacがIntelチップ採用(2005/06)

 
PowerPCの優位性を喧伝しつづけてきた中での大転換




MightyMouse発表(2005/08)

 
1ボタンマウスにこだわりつづけたAppleが初めて出した多ボタンマウス




iPod nano(2005/09)

 
薄さ・小ささについての優先度が低かったAppleから出された薄型軽量iPod




 長くMacユーザであった方であればあるほど、これらから受けたインパクトは大きかったことでしょう。「Appleはそういうポリシーなんだ」と長い時間とJobsの御威光によって刷り込まれてきたようなものですからね(苦笑)。

今回そこに加わったのが…


───Video対応iPod───

 これは昨年の記事です

「動画対応は間違い」とジョブズ氏、iPodは写真対応に

「われわれの競争相手がやっていることを見ると、動画の方へと動いている。だが、動画は大きすぎ、重すぎる上に携帯プレーヤーの画面は小さい。動画は、これから進む方向としては間違っていると思う。正しいのは写真だ。(デジタル写真の増加により)皆がコンテンツを持ち、著作権を有している」とジョブズ氏はサンノゼで開かれた発表会で語った。

 この言葉には説得力がありました。「~ながら」ができる音楽と違って、画面を見つづけなければならない動画を携帯プレーヤで見ることはたしかに日常にそぐわないように思えます。しかし、AppleはiPodで動画に対応しました。

 私の予想は、iPodで動画を見ることそのものが今回の目的ではないというものです。もちろん、ユーザがどれだけiPodで動画コンテンツを見るかということについては今後の結果を待たねばならないと思いますが、Appleとしてはむしろ、MacやWindowsでの動画配信の土壌を作りたいというのが根底にあるのではないでしょうか。


───iMacにつけたリモコン───
 Macではなぜテレビが見られるようになっていないのか、という質問に対して、これも昨年Steve Jobsはこう答えています。

Mac生誕20周年:スティーブ・ジョブズ氏が語る、Macの「誕生」と「現在」

――競合会社の戦略について、どう思いますか? たとえばテレビとWindows Media PCを結びつける戦略などは。

ジョブズ 以前から、われわれの考えはその点に関して、とてもはっきりしている。テレビとパーソナルコンピュータが一つになるとは考えていない。テレビは、頭を休めるために見るもので、コンピュータは頭を使うときに利用する。それに付け加えることは? まあ、時にはその2つを結びつけたいときもある。たとえば、ムービーを作ったら、それをDVDに焼いて、DVDプレーヤーにかければいい。そうすれば、コンピュータから離れたテレビで見ることができる。

 しかし、「さあ、テレビとコンピュータをくっつけてしまおう!」なんて宣伝していた製品のほとんどが失敗している。全部失敗だと言ってもいい。テレビにマウスをつなげて操作したいなんて、だれが考えるんだろう。

 問題はこういうことだ。コンピュータを使いたいときには、自分との距離は30cmくらい。それが、テレビになると、3mは離れて使いたい。まったく種類の違う生き物だよ。


 今回のiMacはたしかにテレビ視聴に対応したわけではありません。しかし、リモコンとそのコントロールソフト(Front Row)はまさしく、「3mは離れて使いたい」としていた距離で使うスタイルに合致したものです。私が感じた衝撃はここなんですよね。クリエイティブ、パーソナルというスタイルを貫いていたMacが(iMacだけとはいえ)そういった顔を持つことになるのですから。


imac_remote01
#そう考えると当初から相応しいデザインでしたね…




 Macを中心とした「デジタルハブ」構想は、パーソナルな机の上からリビングへ出て行くことになりそうです。ふと思ったのですが、JobsはMac(もしくはiTunes)を経由しないコンテンツだからテレビを外しているのではないでしょうか。今回、アメリカのABCの番組は放送後にコンテンツとして購入することができるようになりました。iTunesの最後のピースは「ストリーミングで流されてくるテレビ放送」なのではと考えるのはいささか飛躍しすぎでしょうか…。


 それにしても、ここまでたった4ヶ月…。今後のAppleは古参Macユーザの予想を越えた手を打ってくるように思えてなりません。

 私の胸のうちは期待と畏れに満ちています…。

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2005.10.11

更新停滞気味…

 いやはや、最近中身のない更新が続いていますね(笑)。今日はメンテナンスだったのをすっかり忘れていましたし…。

 今週も出張が多く、なかなか書けないと思います。Appleからまた何か発表があるようですが、また私たちを興奮させてくれるのでしょうか。

 ちょっと楽しみです。

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2005.10.10

少し笑ってしまった幸せ

 我が家ではリビングを挟んでそれぞれ別々に二人の部屋を設けてあります。しかもベッドもシングルがそれぞれの部屋に。

 こう書くと家庭内別居のように思われるかもしれませんがさにあらず。結婚前に一緒に暮らしていたマンション(同棲を実は4年経ています)ではセミダブルのベッドで寝ていたんです。




 と  こ  ろ  が




 何度か書いたことがありますが、奥さんは少々寝相が暴れん坊。冬場は布団を巻き上げられるし(布団を簀巻きにして寝るのが奥さんの大のお気に入り)、夢の中でパンと間違えられて腕を噛まれたこと2度、悪いやつに追いかけられる夢で思いっきり引っ掻かれたこと1度(これは未だに痕が消えない)。




ベッドを別にするのは
私の命に関わる問題なんです…





 とはいえ、奥さんは一人で寝たがらない。ちゃっかりと人のベッドに先に入り込んでおいては「ここ、ここ!!ここに来るといいことあるよ!」だの、「寝かしつけるの、あなたのシゴトね」とあの手この手で一緒に寝ようとします(笑)。まぁ、可愛いんですけれどもね。
#奥さんが寝入った後、別室のベッドに移動してもいつのまにか隣で寝てます

 昨晩は疲れていたのかあっという間に眠りに落ちてしまった奥さんですが、どうも様子がおかしい。しっかりと組んだままの腕がピクッ、ピクッと定期的に動く。何か怖い思いをしているのかと思い、動いている腕にそっと手を乗せると、ふっと我に帰ったように「あれ?どうかした?」と素っ頓狂な返事が。腕がずっと動いていたと教えると




今、ずっとクロールで泳いでいたの





……

……これは危険な兆候です…。どうやら奥さん、今夜は夢の中で




トライアスロンに挑む気です





 まさかと思われるかもしれませんが、私には分かります。普段から水泳とランニングを続けている奥さんですが、この前「トライアスロンってどんな競技?」という質問に答えたところ、その過酷な世界にいたく感銘していましたから(笑)。

 再び寝入った奥さん。軽い寝息が聴こえます。たいていの人は、同じ夢を続けたりしないものですが…




腕が動き始めました!!




 現在、どうやら遠泳中ですね。私には分かります。この腕の動きを見る限り、なかなかの好ペース。今日から変えてみたというクロールの腕の回し方を早速反映させているのでしょう。

 …おっと、予想通り




足が動き始めました!!!!




 これはバタ足ではありません。えぇ、間違いなく自転車をこいでいます(笑)。時折、足を踏み外すようなカクッという動きが、涙を誘います。奥さん、頑張れ!

 ということで


 私は笑いが止まりませんでした…(笑)


 あ、もちろんしばらくの後にそっと退散して別室のベッドで寝たことは言う間でもありませんが…。

 時々ケンカもしますが、やっぱり可愛い奥さんです。

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2005.10.09

海外旅行者から見た日本


 いや、ちょっと個人的にウケてしまったんですが(笑)


海外の大阪案内に府が反論「ヤクザの街」などは誤解


 大手百科事典サイトは「下品なユーモア感覚から、騒々しいと思われている」と大阪人を分析。英国の大手出版社の旅行ガイドブック(2003年版)は囲み記事「The Yakuza」で「大阪はヤクザの街」と指摘する。中国で出版されているガイドブックにも似た記述がある。


 先日の旅行帰りに、奥さんと行ってきた国の感想を述べ合っていたとき「外国の人から日本を見るとどう映るんだろうね」と話をし合っていたことを思い出しました。やっぱり東京は冷たいと映るのかなぁとか、物価の高さに辟易とするのかなぁとか言って苦笑いしていたのですが






大阪は我々の予想の斜め上でした(笑)






 それにしても、


 米国の大手検索サイトの旅行ガイドは、大阪コーナーで「街は醜いにもかかわらず、愛されることを切望している」「(大阪人は)仕事がなくなっても、人生の楽しみ方を知っている、のんきな市民」と記述。また、「もうかりまっか」があいさつだとし、「戎(えびす)橋では若者がミニスカートの女の子を捕まえるために網を張る」などとしている。


 「街は醜いにもかかわらず、愛されることを切望している」という一節に…、あれ、なんか眼から液体が…。

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2005.10.08

英文記事のお供に…

 だめにうす 様経由で知りました。いや、とにかくこれはモノ凄く便利で感動…。

POP辞書.com

 まずは論より証拠。下記のサイトをご存知の方も多いかと思いますがまずは普通にアクセスしてみてください。

asahi.com -ENGLISH- (朝日新聞の英語版)



eng_site01




 日常の記事が英文で書かれているので、英語の勉強には最適だと思います。ただ、私も英語はそう得意ではないので、単語を辞書で引きたいこともしばしば。

 そこで、上記のアドレス(http://www.asahi.com/english/)を先ほどのPOP辞書.comの「URL」欄に入力し、「GO」ボタンをクリック。


eng_site02



 すると…

 見た目は変わらないのですが、分からない単語にマウスカーソルを合わせるだけで単語がポップアップで表示されます!



eng_site03



 おぉ、これは便利ですね…。


 実は、この技術も先日のエントリーで紹介した「手書き文字認識のサイト」と同じ技術であるAjaxを用いています。最近、とみに注目の集まっているAjaxですが、「これを使うとこんなに便利で楽しいです」という技術を提示してくれて勉強になりますね。

 何かと重宝しそうなサイトですので、覚えておかれるといいですよ。

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2005.10.07

ワイアレス電源という世界

 ワイアレスは一度慣れるとやっぱり快適です。Macは特にそうですが、最近のパソコンは標準の構成だけでもある程度の無線化が図れるようになっていますよね。無線LANでLANケーブルから開放され、Bluetoothでキーボード・マウスもワイアレス。たかだかケーブル一本と思われるかもしれませんが、その一本がなくなることで得られるスッキリ感は想像以上です。

 ちなみに、USB自体や、FireWireの高速無線機器間接続も標準化に向けて策定が進んでいるだけでなく、無線で画面表示ができるプロジェクタも存在しているんですよ(笑)。




emp737
EPSON EMP-737
無線LANでプロジェクタと1:1接続
手元のマシンの画面をストリーミング表示という感じですね(EasyMP)
会社で使いましたが、レポートするのを放置してました…
Mac対応です(←超重要!)





 ただ、周辺機器との接続においてどんなにワイアレス化が進んでも、どうしても開放されることはないだろうと思っていたのが「電源ケーブル」。

しかし…

 技術そのものは存在していました!

ケーブルレスで複数機器に充電できるSplashpower(PC Watch)

(中略)

 そんな会場で、小粒ながらキラリと光って見えたのが、英Splashpowerの展示だ。同社は、電磁誘導を使って、ワイヤレスで充電するパラフラックス技術を開発している。この技術を使うと、携帯電話やデジタルカメラなどの携帯機器を、パッドの上に置くだけで充電することが可能になる。もう、いちいちケーブルを挿す必要はないし、充電用のケーブルを忘れたと嘆くこともなくなる。

 詳しくは、リンク先の元記事をお読みいただきたいのですが、要は最近流行の電磁調理器の原理に近いんだろうと(鉄などの磁性体を置くと発熱してしまうということですから)思います。「発熱」や「コスト」の問題を抱えてはいるものの、対応しているモジュールを内蔵していればプレートに置くだけで充電できるという技術はいろいろ想像力が広がりますね。

 携帯機器がどんどん進化する中で、バッテリーの重要性は高まっています。新しい技術に期待しています。

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2005.10.06

海の向こうではPowerBookでDigital TV


 先日のパリのApple Expoにおいて展示されていたという記事から、ずっと気になっていたもの。





 Products Video Tvmini Pix Tvmini Box Unit

Miglia社のTVMini





 ヨーロッパの方式(DVB-T)ではありますが、地上波デジタルテレビ放送を受信できるiPod shuffleほどの大きさのチューナーです。USBに接続して使います。


 携帯用の小型アンテナ(同梱)を接続すれば、多少電波が悪くてもデジタル放送なので綺麗な画面が観られます。また、そのままMacで録画も可能なんですね。


 日本では首都圏で地上波デジタル放送が既に始まっていますが、携帯端末向けの地上波デジタル放送(1セグメント)は来年の4月1日からということになっています。


 折しも、先日SONYから超小型の地上波デジタルチューナーモジュールが発表されたばかり。


 常々テレビ放送については、"インターネット上でストリーミング放送すべき"と書いてきた私ではありますが、屋外のどこにでも無線LAN環境が整うとは思えませんし、災害時、手元のノートパソコンのバッテリーだけでテレビ放送が見られる環境も必要です。


 日本でも、またMacでもこういった製品が出てくれることを祈ります。情報の入り口は、いく通りもあっていいものですから…。

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2005.10.05

まずは「知る」ということ

 旅行中、また先日までの旅行記を書いている間も、様々な記事についていろいろ思うところありました。特に最近は、ボロボロの提灯を逆さまに掲げた腰巾着メディア(BCN)や、それに続いたアホ面2号(oricon)などが連日まな板に飛び込んでくる始末で、料理をしたものか(これはこれで気力と体力が要ります(笑))、無視を決め込んだものか少々逡巡しています(苦笑)。

 でも、旅行記を書き上げたら、まずどうしてもなつみかん 様のエントリー「JR福知山線、一両目の真実」で知った下記のサイトを多くの人に伝えたいと思いました。

2005年4月25日 福知山線5418M、一両目の「真実」

 今年の4月に多大な犠牲者を出した列車衝突事故のその1両目に乗っておられて奇跡的に命を取り留められた方の手記です。

 とにかく言葉もありません…。

 多くの方々のご冥福をお祈りいたします。

 それだけでは、とうてい力の及ばぬことであることは分かっているのですが…。

参考:朝日新聞 尼崎・列車脱線事故特集(asahi.com)
   尼崎列車脱線(毎日新聞)

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2005.10.04

南国リゾート旅行記 〜3(BINTAN ISLAND 魅惑編)


 旅行記、最終回の本エントリーは大変申し訳ないのですが





エントリー史上初の

R指定とさせていただきます(爆)

※長いです

Continue reading "南国リゾート旅行記 〜3(BINTAN ISLAND 魅惑編)"

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2005.10.03

南国リゾート旅行記 〜3(BINTAN ISLAND ホテル編)


 今回の旅行ですが、かなり急な話でした。もともと、奥さんが長い夏休みを取って友達とヨーロッパ方面へ旅行を予定していたのですが、友達側の都合でキャンセルになってしまったんですよね。旅行を楽しみにしていた奥さんが可哀想で、私の方で会社に休みをもらい、急遽南の島を目指し行き先候補を探すことになりました。


 予算と期間と予約の埋まり具合から(9月は旅行シーズンらしく埋まっているものが多かった)、旅行会社の人が偶然見つけ出してくれたのが今回のBINTAN ISLAND。今思えば、本当にナイスな提案でした。


 SINGAPOREからフェリーで45分ほど南東に下った場所にあるBINTAN ISLANDは面積だけで言えばSINGAPOREよりも広い島です。





Gg Bintan Map01

右下の島がBINTAN ISLAND

Google_Mapsではここ





Gg Bintan Map02

島の南部を拡大

中央の白い砂浜が私たちが今回行ったところ

Google_Mapsではここ





 島の南側だけがリゾートとして開発されたようで、島内の公共交通手段はありません。ホテルだけでずっと過ごすような感じになります。でも、おかげでノンビリできました(笑)。


 選んだホテルはこちら。このリゾートの最高級というわけではないようですが、その次くらいにはなるのでしょうか。ホテルのサイトにも写真はありますがこれらは決して誇張ではないです。





100 0104

ビーチはホテルのプライベート

初心者ということでシュノーケリングを

させてもらったのですが、海の中に

泳いでいる熱帯魚に感嘆!





100 0101  100 0112

ホテル外観とフロントのあたり





100 0102

中庭にあるプール。

あぁ、こんなプールが夢でした…





100 0107

中庭の夕景

二人とも、初めて天の川を見ました…。

言葉が出ませんでした。





 おっと、今日書こうと思っていたネタに行き着く前にこんな量になってしまいましたね。


 すいません、続きは明日にさせてください。

 





 末尾になりますが、今回のバリ島の連続爆破テロに対し心からの哀悼と強い憤りを表します。

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2005.10.02

南国リゾート旅行記 〜2(SINGAPORE 散策編)


 今回の旅行ですが、4泊5日とはいえ実際に現地で自由に使えた時間というのはあまり多くなかったんです。




  • 初日 …夕方発の飛行機だったので、深夜に現地到着
     →すぐにチェックイン。

  • 2日目…SINGAPOREをツアー観光
     →夕方にBINTAN ISLANDへフェリーで移動

  • 3日目…BINTAN ISLANDにて自由行動

  • 4日目…夕方、BINTAN ISLANDからフェリーで再びSINGAPOREへ。

  • 5日目…早朝4時起き!朝の飛行機で日本へ。




 こう見ると、真ん中の3日しか楽しめてないことになります。2日目の観光も、例のお約束の店巡りが(笑)。健康食品だったり、趣味の悪い宝石屋だったり免税店だったり…。買い物に興味のない私には正直苦痛でした(笑)。奥さんは、免税店ではスイッチが入っていましたが、SINGAPOREは輸入ばかりなのであまり割安感がなかったようですね。

#帰りの機内の方が圧倒的に安いと言っていました


 もっとも、SINGAPOREは治安がいいため、陽が落ちていても歩くのはさほど苦になりません。4日目の夕刻以降、地下鉄を用いてざっと回ったところは…





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なぜか奥さんがどうしても行きたがった

Little India(インド人居留区)

もう暗くなっていたので私が

撤収を懇願(苦笑)





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二人ともどうしても見たかった

1887年創業の高級ホテルRuffles Hotel

インド人のドアマンが衛兵の格好をしていて

それはそれは雰囲気がありました





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美味しくてあっという間に平らげた屋台料理

お店には衛生度合いによって

A〜Eまでのランクが貼ってありました





 私たちの記憶では、エビがおいしかったですね!巨大なエビに衣をつけて丸ごと揚げたものを初日の夜中に近所の屋台で食べたのですが、これはホントに美味かったなぁ(笑)。


 旅行記は明日で最後。「Solid Inspirationの危機」をお楽しみに…。

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2005.10.01

南国リゾート旅行記 〜1(SINGAPORE 印象編)


 先日、「映画チラシ集めました」のみやりん様がエントリーにて



Solid Inspirationさん。押井守的電脳世界がなんといっても似合います。


とイメージする映画として「アバロン」をご紹介いただきました。

#ありがとうございました。光栄です(笑)




 実は、「攻殻機動隊」や「機動警察パトレイバー〜劇場版」といった作品を、高校時代からの親友に何度か見せてもらい、魅かれていたんです。


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 ああいった"人間"と"電脳"の近未来的な融合にはなんともいえない高揚感を覚えるんですよね。映画「マトリックス」の監督が影響を受けたのも分かる気がします。


 押井監督の作品によく登場する、一見無国籍に見える近未来都市には、高度な電脳システムとアジアンテイストの風景が光と陰のように交錯しているシーンが多いんです。昔、そういった映像に刺激されて曲を書いたことも…。



Tokiong

TOKIONG

from the album "Zetz" by Solid Inspiration(1997)

※このアートワークは前述の親友がわざわざ作ってくれたものなんです!





 TOKYOこそがこういった近未来都市になるものと信じて疑わなかった私でしたが、今回の旅行でSINGAPOREに少なからぬショックを受けました。






一番その世界に近づくのはSINGAPOREだ



Singapore Tower

金融街の高層ビル群




 なんとなくではありますが、そう直感せずにはいられませんでした。




 中国系、マレー系、インド系といった多民族(約424万人)を琵琶湖ほどの面積の島に抱えるSINGAPORE。それでいながら公用語として英語が定着し、製造業・商業・金融を中心とした経済国家。

参考:Wikipedia




 何よりも私の琴線に触れたのは「罰金大国」に象徴される管理国家。





Singapore Shirt

有名な罰金制度(シンガポール観光局を参照のこと)を逆手に取った

観光客向けTシャツ





 男性には18歳から2年間の徴兵があり、徴兵終了後も呼び出されたら指定された軍のキャンプに出向かなければなりません。間に合わなければ罰金や懲役の対象だとか。


 生活に関する部分はもっとシビア。年収である意味「ランク付け」されるようなもので、購入できるマンション(持ち家は超高価)も年収によって広さや間取りの制限があるそうです。今は少子化対策で奨励金(年間あたり第1子:10万S$、第2子:20万S$、第3子:30万S$ が6歳まで)まで出るそうですが、一人っ子政策をとっていたときは、低収入の世帯には出産を奨励しなかったという話も。



 その管理国家ぶりは国内・国外に対する危機管理能力にも活かされているようで、何かがあったときの初動体制には定評があります。人口増による水不足が懸念されると、即、街路にまで植樹を行い年間降水量を増やした実績を持つくらいですから…。





 ガイドの話を聞いていると思うんですよね。遠からずこの国は、国民にマイクロチップを埋め込むだろうなと(笑)。個人識別を手始めに、通信機能を追加し、完全に国内でのトレースができるように…。ひょっとすると、国土が狭いだけに、インターネットの仮想世界上に、普通に「植民」を行なう最初の国家になるかもしれません。最後はそういったノウハウすらも"輸出産業"にしてしまうかな?


 ま、こんなことを考えながら歩いている観光客は






私一人ですよね(苦笑)






 




 私には結構快適な国でした。ひょっとしたらもう既に埋め込まれてきて…(汗)



※普通の街歩き編は明日

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