先日のトラックバックいただいたウラ漢汁 様の「次の時代へ。(マツケンサンバ含む)」に、まずはトラックバックです。
私がまだ書き及ばなかった部分をものの見事にご指摘なさっており、その慧眼には本当に頭が下がります。お読みになった上で、本エントリーにおつき合いいただければ幸いです。
iMac G5についてはまだボンヤリとしたイメージしか浮かばず、なかなか書けずにいるので、今日はちょっと違う側面から先日の発表で気になったことを書きます。
新しく発表されたiPodとiMac G5。私はこんな共通点を感じています。それは
FireWireとの決別
Appleの発表では一言も語られていないのですが、製品からはその意図を感じるのです。
iPodシリーズは当初Mac向けだったこともあり、充電・同期はFireWire経由のみでした。それが、Windowsへの展開とともにUSB2.0も併用されるようになり、とうとう先日のiPod nanoからはFireWireでは同期ができないようになってしまいました。FireWireはMacに馴染みの深い規格だっただけに、私もショックです。
iMac G5のどこがFireWireとの決別なのかと思われるかもしれませんが、本体のディスプレイ上部にカメラが内蔵されたということは、Apple純正のFireWire周辺機器のもう一つの雄だった"iSight"が不要になるということです。

私、今年買ったんですケド…(笑)
これにより、現在MacにつながっているApple純正のFireWire周辺機器が消えることになります。今はまだiMacだけですが、この流れが意図的なものであるならばPowerBook・iBookのみならず、Cinema Displayに埋め込まれることも十分に想像できます。なお、Appleは今年の9月、「Camera latch」という名前でノートブックのラッチ部分に仕込んだカメラの特許を取得しています。

特許のイメージはこちら
そうは言っても、MacのFireWireはDVカメラとの接続には欠かせません。今回、iPodがVideoに対応したことによって個人の手によるVideo Castもコンテンツの一つとして大きく花開く可能性は私も強く期待するところです。
#このあたりは先述のウラ漢汁様に詳しいですね
そこで、ふと私の思考が止まったんです。
そこでAppleが
録画用のデバイスを作る方が
自然なのでは?
考えてみれば、DVカメラは小型化が進んだとはいえ、まだまだ持ち歩くには少々大きいですし、何よりもメディアがテープです。身の回りの家電AV製品で最後に残ったテープなんですよね。
テープの最大の欠点は撮影した映像を取込む時に、撮影時間と同じ時間がかかってしまうこと。そんな現状にAppleは満足するのでしょうか?
片手ですぐに取り出して撮影でき、帰ってからMacに接続すると自動的にiMovieが起動。iMovieのサムネイルから使用する動画を選んで取込み、iMovieで編集。メニューの「共有」から"Video Castとして公開"を選ぶと.Macに自動的にアップされる…。
この流れ、Macユーザであれば、ごく自然な流れではないでしょうか。
その時に接続されるケーブルがFireWireではなくUSB2.0になるのでしょう。Windowsでも使えることを視野に入れるためのか、来年のIntel Macへの布石なのかは分かりませんが、Appleはとにかく周辺機器としてのFireWireを外しにかかっていることは間違いないように思えてなりません。FireWireはHDビデオカメラとの接続用としてはまだ残っていくだろうと思いますが、上記のカメラがあれば普段使いのカメラの流れが変わる可能性があります。
現実に、東芝からは「gigashot」という上記のイメージに近い製品が出ています。

残念ながらMac非対応
来年の頭にはiLifeシリーズも更新されるでしょう。その時が、一つの試金石になるのではないでしょうか…。
もちろん、勝手な予想ですので…(笑)。
Recent Comments