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2005.10.04

南国リゾート旅行記 〜3(BINTAN ISLAND 魅惑編)


 旅行記、最終回の本エントリーは大変申し訳ないのですが





エントリー史上初の

R指定とさせていただきます(爆)

※長いです










 今回、BINTAN ISLANDで宿泊したホテルはビーチやプールもさることながら、そのウリの一つに「Spa」としてオイルマッサージが受けられる施設がある。


 奥さんは出発前から楽しみにしていたため、チェックインもそこそこに早速そのSpaへ予約に向かった。私は奥さんの付き添いのつもりで行ったのだが、男性も受けられるということなので奥さんの勧めもあり、試しに1時間ばかりのオイルマッサージを予約することに。




 予約の時間、奥さんと共に上階の一室に通される。室内は柔らかな照明の光に満ち、静かに焚かれているお香だけで、心が安らいでくる。奥さんの話によると「こういったマッサージは日本だと男性が受けられることはあまりないから良かったね」とのこと。せっかくのリゾート。私も日ごろの疲れを癒してみたい。



 座って待っている奥さんと私の前に、マッサージを担当する女性がやってきて挨拶をする。微笑を浮かべながら胸の前で手を合わせるインドネシアらしい挨拶に、「あぁ、やはりここは異国なのだなぁ」と実感。


 私の前にかしずく彼女はフェブリさんといった。年のころは20歳前後のようだ。


 「英語は大丈夫ですか?」という問いかけ(英語)に、「Sorry, I'm poor at English」と苦笑いを浮かべながら答えたところ、片言の日本語を交えながら彼女は今日のマッサージの内容を説明した。




 奥さんと二人でカーテンの向こうへ案内され、薄手の浴衣のみをまとうように指示される。






今考えれば、その時点で気づくべきだったのだ。






 戻ってきた私にフェブリさんは、手振りでそっと胸をはだけるようなしぐさをした。







その時は、何も理解できなかった。







 ポカンとしている私に、彼女はもう一度手振りで「服を脱いでその服をこちらの手に渡してください」というそぶりをする。



 ベッドの脇に立つフェブリさんが、全身にかけるための布を持ったまま横に目をそらして…って








!!!!!!!!!!

↑↑↑↑↑

(声にならない叫び)








 頭の中が真っ白になった私は絞り出すように「Take off… ALL?」と問いかける。




 横を向いたままのフェブリさんは静かにうなずく。









……






………








私はこの女性の前で

全裸を晒しまあqwせdr!!!!










待て!











待て待て待て待て!!!!!






いや、私、男ですけれどもね







若い女性の前で浴衣をニヤニヤ笑いながらはだける


そんな特殊な趣味はもっていませんからーー!!!

(パニック)












何なんですか!

会って数分の女性の前で全裸って!!








私、真逆の立場でもそんなことしたことないですって!!


というか、








フェブリさん何顔を赤らめて横を向いていますか!!






そりゃもう若い頃でしたらその表情だけで








ご飯三杯いけますが

(;゚∀゚)=3
ムッハー!!!





いや、私もう結婚してますし、奥さんそこにいますし…って





何考えてんだ俺!!







何よりも足の付け根あたりが


薄ら寒くなってきたんですが!!!





この間、思考およそ3秒。





…あぁ男性とは、

いかに守りに弱い生き物か…。





マッサージを申し込んだのは他ならぬ自分。



 半ば意思を失った人形のように、私は自分の来ている浴衣を脱ぎ彼女に渡し、促されるままベッドにうつぶせになった。


 ベッドは頭の部分が丸くくりぬかれていて顔をうつぶせていても呼吸ができるようになっている。フェブリさんはサッと布を全身にかけてくれる。


 ベッドの下に見えるのは生けてある南国の花。その花を見て心を落ち着かせようとするのだが、真っ白になった頭はなかなか今の現実を受け入れられない。




 そんなことを考えている間にマッサージが始まる。上半身の布がめくられ、日焼けして少々ヒリヒリする肌に優しくオイルが塗りこまれていく。


 肩のあたりの凝りがマッサージされている掌の下から伝わってくると、「あぁ、やっぱり肩こりがひどいなぁ」とため息。






と、今度は下半身。






布がめくられていく。






ギリギリのところで布のめくりは止まる…。




いや、でもしかし…。






この"そんなところに空気が当たっている感"はなんとも不安…。


まるで、







蓑を剥ぎ取られたミノムシのような…(以下略)







私としてはできればこのままで終わってほしかったのだが







その時はきた。








ついに仰向けになってしまうときがきた!!!








うつ伏せで何も見えていない状態よりも、









絶対に恥ずかしいに

違いない!!!!









すると、仰向けになった私の目の上にフェブリさんはそっと布を置く。


どうやらハーブが入ったアイピローというもので目を癒すもののようなのだが









今度は目隠しプレイですか

そうですか









その昔、シャロン・ストーン主演の「氷の微笑」で思わず顔を赤らめたアレですよ。









今日、何度目の衝撃だか分からない。






もう彼女にトロ火で煮込まれているようなものだ(苦笑)






そしてついに








恐れていたことがやってくる…








目隠しされた状態で、そっと脚の布が外され…



  布は片足だけ外され…、



    その…、





布はかなり微妙な位置でストップ。




かろうじて隠れている、そんな感じ。








間髪をいれず、足の裏からマッサージを始めた手が




徐々に上へ移動






    徐々に上へ移動…








       …徐々に上へ移動……










ふ、ふ、ふ

太ももなんですが

そこっ!!!!










目隠しをされているだけに余計に感触が強烈…。








"触れるか触れないか"という微妙なところでマッサージをしている手は






いくら意識を他に持っていこうとしても


気になって仕方がない








あぁ…


鋭い舌鋒」


とか


「キレ味鋭く


というイメージに憧れて名づけた「Solid Inspiration」だったが、






この時ばかりは











決して"鋭角"にならないことを

あらゆる神に祈り続けた…

(男たちよ共に泣け)











マッサージをしているフェブリさんの表情が見えないのが


余計に想像力をかきたてる








視線をそらし、仕事だからと健気にマッサージをしているのか








奥さんをマッサージしている隣の女性と目配せしながら


小悪魔な笑みを浮かべているのか










一思いに楽にしてください…(轟沈)










 そんなこんなで気がつくと1時間が過ぎ、マッサージは終了。


 半ば放心状態の私ではあったが、それでも丁寧な笑顔で案内をしてくれるフェブリさんには










いろいろな意味で

頭が上がりませんでした










 でも、マッサージは本当に気持ちよかったんです。その晩は二人ともぐっすりと眠ってしまったほど。


 終わった後、奥さんに「恥ずかしかった…」と告白したところ大笑いでした。


 さすが、魅惑の島。


 私は一生忘れないでしょう(笑)。

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Comments

いやーーー 窒息するぐらい笑いました!
あまりの ひきつけ笑いに 執事がビックリして 2階から飛び降りてきました。

本日は とっても腹の立つことがあったけど
このエントリーのお陰で すっかり「立ち直った」私・・・鋭角に 立ち直りましたわ(爆)

ハワイで ぴょこママと 出張ロミロミを受けたときに やはり 全裸を指示されましてね・・・
女同士でありましたが 母は 
「お願い パンツだけははかせて・・・」と哀願しましたの・・・それを 思いだしました!

Solid Inspirationさまの文才に感心!
危機一髪のシーン・・・
おなごの私も泣きました!
撃沈しました。
これ 一生ものですわ!

ああ 私も「フェブリさん」になって
目隠しプレイや蓑虫プレイ
そして太ももプレイに小悪魔鋭角プレイを
Solid Inspirationさまに 施してみたかった(爆)

ステキな 魅惑の夜・・・
想像力だけでも ご一緒出来て
嬉しゅうございました!

さて また 読み返しましょ!

Posted by: 冬薔薇 | 2005.10.03 11:18 PM

悶絶ものの爆笑エントリーでした。
こちらでも似たようなマッサージが受けられるので(グレードはこちらの方がずっと下だと思いますが)、昨年単身乗り込んでチャレンジしたことがありますが、うつぶせの状態で生ケツをプリンと剥かれた日にゃあ、「もうどうにでもして(涙)」状態でした。でも、そこから導かれる無我の境地、悟りの世界には(笑)、もう一度足を踏み入れてみたいと思ふけふこのごろです…。

Posted by: KK@KK | 2005.10.04 01:50 AM

Solid Inspirationさんが、ブログの存在を、奥様に必死に隠している理由がようやく解りました(にや。

Posted by: Azumi | 2005.10.04 10:28 AM

おかしすぎるぅ!  興奮し過ぎ!
いやぁ、これでSolidさんも新たな境地を開拓したってわけやね。むふふ
これからはブログの中身も変わって来たりなんかして・・・
最近は、日本でもペアでマッサージとか受けられる所増えてるねんよ。
もう一回どう? 今度こそ落ち着いてマッサージしてもらったら?(笑)

だいたいさぁ、マッサージを服着てできると思ってたん?
足裏マッサージちゃうねんから、そら服脱がされるよ。気づくの遅かったね!

次は韓国へ行って垢擦りにでも挑戦してみてね。
私は、韓国で垢擦りをしてもらってから、新境地が開けました。
日本とは違って、韓国は・・・あんなとこも、こんなとこも・・・うぅ、ここでは書けない・・・ってこともないけどさ。
完全に素っ裸でまな板の上の鯉状態やったわ。
日本でやる垢擦りなんて、かわいいもんや。

Posted by: としちゃん | 2005.10.04 01:14 PM

もう、もうただただニヤニヤ笑うしかない!
これは最高です!
男の気持ちというのがヒシヒシと伝わってきます。
私女ですけどね、もう酸いも甘いも嗅ぎわけてきてますから、Solidさんのそりゃソワソワしたその時の様子は手に取るように理解できます!
でも脱がなきゃならんのですね、私も近くのオイルマッサージの店でパンツ一丁になりますけど、全裸はないですよー、さすがに。
でもとしちゃんさんのコメントではやっぱり全裸なんですね、各国は。

R指定、十分楽しめました、ごちそうさまでした!

Posted by: コングBA | 2005.10.04 06:45 PM

コメントをお寄せくださった皆様、どうもありがとうございました。
女性陣の皆様方に怒られないかヒヤヒヤしていたのですが…(笑)。
#マッサージの最後の方で胸を"片方"ずつ円を描くようにマッサージ
 されて、"ほほぉ…、これが…"と思ったことは秘密です。

ちなみに、「Solid Inspirationなのに鋭角にならないことを〜」のフレーズはマッサージを受けているその最中にかすかに残っていた理性が解き放った言葉です。これだけはブログで書きたかったので本望(笑)。

>冬薔薇様
お喜びいただき恐縮です(笑)。でも冬薔薇様、
もうこの哀れな子羊はそっとしておいてください…(笑)。
いや、もうホントに顔から火が出そうでした…。

>kk@kk様
男にとって"脱がされる"ってホントにもの凄い弱点ですよね(笑)。もう身動きできなくなりますから…。あれ、この辺のネタ、実はkk@kk様の方が豊富なのでは…

>Azumi様
み、見られるわけには…(汗)。うわーん、お願いですから黙っていてくださいー!

>としちゃん様
うう、鋭いツッコミです… orz
全裸はやっぱり恥ずかしいです!!!いや、もうホントに(笑)!!
垢擦りですか…。本場のそれは体験された方が口々にその強烈な経験を語ってくださるので、興味津々です。

>コングBA様
先日のオフ会で面識のある方々に想像されると余計に恥ずかしいものですね…(涙)。
今回、このエントリーは書きながら"女の人も読むんだぞ、このブログは!"という心の声との葛藤がありました(笑)。

Posted by: Solid Inspiration | 2005.10.04 10:54 PM

私もここのシドニー店に今年の春休みお世話になりました。
私より小柄の女性が一生懸命マッサーしてくれてびっくりでした。
が、正直女の私でも恥ずかしかったです。
施術のあと新陳代謝がよくなっておトイレに直行しましたよ。これもまた恥ずかし。

Posted by: may-ogino | 2005.10.08 11:15 PM

>may-ogino様
あ、やっぱりその時も全○だったんですね(笑)?

でも、私はとても気に入って知り合いにも勧めたい気持ちです。特に男性は老いるマッサージを受ける機会がないですから…。

Posted by: Solid Inspiration | 2005.10.09 01:30 PM

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