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2004.09.09

参院が国会速記廃止へ…

 朝日新聞の記事より。

100年超の歴史に幕 参院が国会速記廃止の方針

 国会の記録は、衆参両院とも特殊な記号で書き留めることができる速記者によってとられています。ちゃんと定められているそうで、第一回帝国議会から続く伝統ある習わしなんです。

 昔、録音などで済むのにと思ったことはあるのですが、1時間の音声を聞くのには1時間かかりますが、1時間分の記録を読むのにそこまではかからないと説明され、納得してしまいました(笑)。

 この速記者はちゃんとした養成所を経てなることができるそうでたとえば衆院速記者養成所などの募集要項を見ると

  • 授業料不要
  • 全寮制
  • 本科生には手当、研修生には給料を支給
  • 募集人員15名の狭き門

 となっているようですね。ただ、記事にもあるように


参院は今後、参院改革協議会を開いて、速記廃止を正式に決める。来年度の速記者養成所の募集も打ち切られる見通しだ。



 となっているようですから、今後はもうその道はありません。

 古いものが新しいものに取って代わられるのは世の常です。


いいですか?


世の常ですよ?


○○業界さん


 お好きな言葉をお入れください…(笑)

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Comments

野球。
ナベツネさんはもういらんよ。

Posted by: コングBA | 2004.09.09 at 11:02 PM

>コングBA様
 やっぱり、世間の総意でしょうかね(笑)。

 ナベツネさんに限らず、「入場者数の水増し発表は許されるのか」とか、「どうしても巨人戦はTV中継しないといけないのか」とか、「国際ルールを作って世界共通の土俵で戦うようにしないのか」とか…、あ、挙げればキリがない…。

 音楽業界が利権保護のため、新しい芽を摘んでいる現状にも苛立ちを感じます。

 両業界、なんとなく重なります。

Posted by: Solid Inspiration | 2004.09.10 at 12:01 PM

 速記は古くありません。まだ122年の歴史しかありません。

 漢字やひらがなやカタカナの歴史と比べてどちらが古いか考えてみてください。

 漢字の廃止が言われたときがありましたが、最近では全く言われなくなりました。

 なぜでしょう。ワープロやパソコンや携帯電話の普及でどんな画数の多い漢字でも簡単に書けるようになったからです。

 速記文字は、文字の中で最も新しく、人の話さえも書き取れるという最も優れた能力を備えた文字なのです。

 漢字もひらがなもカタカナもすたれない中で速記文字だけがすたれるなどということは断じてありません。

 みんなを納得させるだけの力を持った速記法がまだ確立されていないにすぎません。

 みんながこれ以上のものはないと納得したとき、速記は本格的な普及期を迎えるでしょう。

 まだまだ速記のすばらしさを実感できる人が極めて少ないのです。

 速記者さえもそのすばらしさに気付かず、ただの商売道具にすぎないと思っている人が少なくありません。

 速記が古いなんて言うのは大型液晶テレビや携帯電話を古いと言っているのと同じです。最もナウくて最も将来性のある文字が速記文字なのです。

Posted by: 中村佳史 | 2004.12.07 at 12:23 AM

>中村様
 コメントありがとうございます。残念ながら、私のエントリーでは速記を「文字」という観点ではなく、口述記録の「媒体」としてとらえております。

 「文字」は「記録」と「伝播」の双方を担う記号だと考えています。速記は「記録」という観点からすれば優れた能力を持っているのでしょうけれども、「伝播」させる能力は持ちえませんでした(必要とされなかったからでしょう)。速記されたものは最終的に文字として清書されることになります。

 「媒体」として速記そのものの需要が現在も、そしてこれからも0になるとは断言できませんが(録音よりも効率がいいという意見は一理あります)、コモディティ化が進んだ現代の機器を見るにつけ、速記にコストに見合うだけの価値を見出すことは困難かと思われます。

 そういう意味では、時代に飲み込まれつつある「旧きもの」という私の指摘はあながち的外れではないかと思いますがいかがでしょうか。

Posted by: Solid Inspiration | 2004.12.07 at 02:48 PM

 商品としての速記は普通の文章に直さなければなりませんが、個人として速記を用いる場合は、自分が読み書きできればいいわけですから、普通の文字に反訳する必要はありません。
 私たちの仕事の仕方も少しずつ変わってきまして、昔は速記だけで会議録が作成されていました。
 30数年前からカセットテープが導入され、会議録はより正確になりました。録音があっても、現場でどこまで速記が書けるかが勝負でした。いつも録音が鮮明に入っているわけではありませんし、マイクと発言者の口が1メートル以内でないと鮮明に録音は入りません。また、どこの議場にも四方にテレビカメラが配置されているわけではありません。
 
 12年前からワープロが導入され、手書き反訳からワープロ反訳になると同時に、印刷時間がカットされたので、配付に1週間かかっていたものも1日、2日でできるようになりました。
 7年前からパソコンに切り替わり、反訳したものが翌日にはインターネットで全世界に配信されるようになりました。
 これだけスピーディーに正確で速く信頼性の高い会議録を供給できるのは、よく訓練された速記者が渾身の力を込めて速記しているからであって、速記をなくして正確で速くて信頼性の高い会議録の作成は、今時点ではあり得ないことだと思います。
 5年後、10年後どう変化していくかは何とも言えませんが、人間の頭と手を通さないで正確な文章に仕上げること、句読点、改行、送りがな、漢字等が的確に当てはまった文書の作成はあり得ないのではないかと私は考えています。
 ということで、今のところ速記なしの会議録は考えられません。
 今この文章も私の頭と手を使って書いています。速記は使っていませんが、人の話を書きとめるときはやっぱり速記しかないと思います。
 課長から報告を聞いてすぐそのとおり正確に部下に伝達できるのは、速記ができるからだと思います。
 とんちんかんな答えかもしれませんが、また御意見ください。

Posted by: 中村佳史 | 2004.12.07 at 05:43 PM

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